エムガルティ ® (ガルカネズマブ(遺伝子組換え))
以下は適正使用情報として、本邦における承認事項(用法・用量、適応、剤形など)以外の情報が含まれる場合がございます。薬剤の使用に際しては、製品情報ページにある最新の電子化された添付文書をご確認ください。
他の抗CGRP抗体製剤からエムガルティ(ガルカネズマブ)への切り替えは可能か?切り替え方法は?
添付文書上、他の抗CGRP抗体製剤からエムガルティへの切り替えは制限されていません。
[解説]
【切り替えは可能か?】
添付文書上、他の抗CGRP抗体製剤からエムガルティへの切り替えは制限されていません1)。
また、EHFガイドライン Expert consensus statement – Question 6 「CGRP経路を標的とするモノクローナル抗体単剤に治療反応性を示さない片頭痛患者において、他の抗体薬への切り替えは選択肢となるか?」には以下が記載されています2)。
CGRP経路を標的とするモノクローナル抗体単剤に対して反応性が不十分な片頭痛患者の場合、抗体薬切り替えの潜在的利益についてはエビデンスが不足しているものの、薬剤変更は選択肢になり得ると考えられる。
【切り替え方法について】
他の抗CGRP抗体製剤からガルカネズマブへの切り替え方法についての検討は行っていません。そのため、切り替え方法についての確立された方法はございません。
また、他の抗CGRP抗体製剤からガルカネズマブへの切り替える際に、初回投与時の240mgのローディングドーズを見送ることについて、検討はされていません。
切り替え時の診療報酬請求の審査については、各都道府県の支払基金にお問い合わせ頂くようお願い致します。
[引用元]
Sacco S, et al. J Headache Pain. 2022;23:67(CNS31666)
[略語]
CGRP = カルシトニン遺伝子関連ペプチド
EHF = EU頭痛連盟
最終更新日: April 2024
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