ジプレキサ ® (オランザピン)
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ジプレキサ(オランザピン)投与後、どの程度体重が増加するか?
患者により異なりますが、統合失調症の国内臨床試験時の平均体重変化量はジプレキサ経口服用後1年間で約4 kgでした。
[解説]
患者により異なりますが、参考までに、統合失調症の国内臨床試験時の平均体重変化量はジプレキサ経口服用後32週までは増加しましたが52週後までにほぼ平坦化し、体重増加量は1年後で平均4.3 kgでした1)。
また、統合失調症の市販後特定使用成績調査において、急速体重増加群(4週以内の体重増加7%以上)、非急速体重増加群(4週以内の体重変化:体重減少、体重不変もしくは7%未満の体重増加)に分けた場合、ジプレキサ経口服用後各々36週(平均体重増加8.2 kg)、44週(平均体重増加1.6 kg)で体重増加量がほぼ平坦となりました2)。
その他 海外臨床試験においても同程度の期間で体重増加量がほぼ平坦となったと報告されています3,4)。
しかし、一部には過度の体重増加を来たす症例があり、個々の患者によって体重増加の程度は異なりますので、その点ご注意ください。
[引用元]
久米明人ほか. 臨床精神薬理 2001; 4(10):1441-1458 (CNS05639)
西馬信一ほか. 臨床精神薬理 2008; 11(6):2085-2092 (CNS12534)
Kinon BJ et al. The Journal of Clinical Psychiatry 2001; 62(2):92-100 (CNS04830)
J Kinon BJ et al. Journal of Clinical Psychopharmacology 2005; 25(3):255-258 (CN10401)
最終更新日: February 2022
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