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ベージニオ ® (アベマシクリブ)
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ベージニオ(アベマシクリブ)の副作用「間質性肺疾患」の発現機序は?
アベマシクリブ投与による間質性肺疾患の発現機序はわかっていません。 一般的には、薬剤による直接的な細胞障害によるもの、免疫学的な機序によるものの2つが推定されています。
[解説]
アベマシクリブ投与による間質性肺疾患の発現機序はわかっていません1)。
薬剤性間質性肺疾患の発現機序は一部の薬剤を除き明確ではありませんが、一般的に2つに大別されます。1つは、薬剤がII型肺胞上皮細胞や気道上皮細胞、血管内皮細胞を直接障害するもの、もう1つは、薬剤がハプテンとして抗原性を獲得し、肺障害を起こす免疫学的な機序によるものと考えられています2)。
間質性肺疾患はあらゆる薬剤により生じる可能性がありますが、日本での致死的な肺障害(DADパターンを示すもの)の頻度は諸外国に比べて多いことが一般的に知られています2)。
[引用元]
日本呼吸器学会薬剤性肺障害の診断・治療の手引き第2版作成委員会: 薬剤性肺障害の診断・治療の手引き第2版, 2018
最終更新日: September 2024
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