サイラムザ ® (ラムシルマブ(遺伝子組換え))
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≪肺癌:EGFR 遺伝子変異陽性≫サイラムザ(ラムシルマブ)の臨床試験であるRELAY試験(パートB)におけるOSは?
RELAY試験(パートB)において、副次評価項目であるOSの層別ハザード比は、データ・カットオフ時点で0.923でした(95%信頼区間:0.646-1.318、打ち切り率:72.2%)。なお、約300件のOSイベントが集積された時点でOSの最終解析を実施する予定です。
[解説]
RELAY試験(パートB)において、副次評価項目であるOSの層別ハザード比は、データ・カットオフ(2019年12月31日)時点で0.923でした(95%信頼区間:0.646-1.318、打ち切り率:72.2%)1)。なお、約300件のOSイベントが集積された時点でOSの最終解析を実施する予定です2)。
承認審議のためのFDAからの要求により、最終解析時点でのOS中央値を予測したシミュレーションを追加で行いました。OSイベントが300件となる時点でのOS中央値の予測値は、プラセボ+エルロチニブ群51.6ヵ月(95%信頼区間:45.8-61.4)に対し、ラムシルマブ+エルロチニブ群58.0ヵ月(95%信頼区間:49.2-73.6)でした。本シミュレーションによって、HRの点推定値が1を下回る確率は85%、HRの信頼区間の上限が1を下回る確率は47%と算出されました1)。
[臨床試験名]
RELAY試験:第Ib/III相無作為化比較試験(国際共同試験)
パートB:化学療法歴のないEGFR遺伝子変異陽性の進行・再発の非小細胞肺癌患者さん(日本人症例を含む)を対象とした、サイラムザ+エルロチニブとプラセボ+エルロチニブとを比較する無作為化二重盲検プラセボ対照第III相試験
[引用元]
社内資料(承認時評価資料)
サイラムザ(肺癌)申請資料概要CTD2.7.3.1.2.2.4.6(承認時評価資料)
最終更新日: May 2023
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