フォルテオ ® (テリパラチド(遺伝子組換え))
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フォルテオ(テリパラチド)投与中に新型コロナワクチンを接種してよいか?投与間隔は?
イーライリリー・アンド・カンパニーは、テリパラチドを投与している患者さんにおいて 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2 )感染症 に対する新型コロナワクチンの影響を検証していません。ワクチン接種のリスクとベネフィットを考慮し、接種の可否を判断してください。
[解説]
イーライリリー・アンド・カンパニーは、テリパラチドを投与している患者さんにおいて、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染症に対する新型コロナワクチンの影響を検証していません。
また、テリパラチド投与とワクチン接種の投与間隔についても検証していません。参考情報として、テリパラチドの体内での薬物動態について、単回投与試験PKは、Tmax:0.25時間、T1/2:0.708時間でした1)。
なお、新型コロナワクチンの接種に関して、米国骨代謝学会(ASBMR)、米国臨床内分泌学会(AACE)、内分泌学会、欧州石灰化組織学会(ECTS)、国際骨粗鬆症財団(IOF)、全米骨粗鬆症財団(NOF)から共同ガイダンスが発表されています。この共同ガイダンスによると、新型コロナワクチンの接種を受ける患者さんはテリパラチドを継続することが推奨されています2)。
電子添文上、テリパラチド投与中の患者さんにおけるワクチン接種は制限を設けておりませんが1)、新型コロナワクチンを含めいずれのワクチンについても処方医師の臨床的判断に従うこととし、ワクチンのリスク及びベネフィットを十分に考慮し、接種の可否を判断してください。リスクが高い場合、又は緊急を要する場合は、感染症専門医に相談してください。
[引用元]
The American Society for Bone and Mineral Research. Joint Guidance on COVID-19 Vaccination and Osteoporosis Management from the ASBMR, AACE, Endocrine Society, ECTS, IOF, and NOF.
最終更新日: March 2024
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