レイボー ® (ラスミジタンコハク酸塩)
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レイボー(ラスミジタン)の有効性及び安全性の評価方法は?効果不十分時の対応方法は?
ラスミジタンの有効性及び安全性は、服薬2時間後の頭痛消失、効果発現までの時間、24時間後の再発の有無、日常生活の支障の改善、副作用などの指標に基づき、再診時に評価してください。 評価した結果、有効性が十分でない場合は増量を検討し、全く効果が認められない場合は再検査の上で頭痛の原因を確認してください。
[解説]
ラスミジタンの有効性及び安全性は、再診時に、複数回の片頭痛発作をもとに患者さんと一緒に評価してください。ラスミジタンの有効性及び安全性の主な評価指標は、以下のとおり(表1)です1)。
表1)有効性及び安全性の主な評価指標1)
服薬2時間後の頭痛消失の有無 服薬から効果発現までの時間 24時間後の再発の有無 日常生活の支障の改善 副作用の程度 |
有効性及び安全性評価のためのサポートツール「レイボーはじめてシート」をご用意しています。日常診療にお役立てください。
なおラスミジタンでは有効性が十分でない場合は、副作用発現状況を考慮した上で、次回処方時に増量をご検討ください1)。また、全く効果が認められない場合は、再検査の上、頭痛の原因の確認をお願いいたします2)。
【レイボーの7.用法及び用量に関連する注意】2)
7.1 本剤は片頭痛発作時のみに使用し、予防的に使用しないこと。
7.2 本剤を投与しても頭痛の消失に至らず継続している発作に対する追加投与の有効性は確立していない。
7.3 本剤投与により全く効果が認められない場合は、その発作に対して追加投与しないこと。このような場合は、再検査の上、頭痛の原因を確認すること。
7.4 用量は、臨床試験における用量ごとの有効性と副作用発現状況を参考に、患者の背景、病態、併用薬等を考慮して選択すること。副作用発現状況を考慮しても100 mgより高い有効性又は早期の有効性発現が必要な場合は200 mgの使用を、100 mgの忍容性に懸念がある場合は50 mgの使用を検討すること。
[引用元]
最終更新日: July 2024
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