マンジャロ ® (チルゼパチド)
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マンジャロ(チルゼパチド)は血液脳関門(Blood-brain barrier, BBB)を通過するか?
チルゼパチドはラットを用いた検討で脳への分布が認められています。 雄有色ラットに[14C]標識チルゼパチドを3 mg/kgの用量で単回皮下投与したとき、チルゼパチド又はチルゼパチド由来放射能がラットの脳内で検出されました。
チルゼパチドはラットを用いた検討で脳への分布が認められています。
雄有色ラットに[14C]標識チルゼパチドを3 mg/kgで単回皮下投与したときのチルゼパチドの組織分布を定量的全身オートラジオグラフィー法により評価しました。その結果、チルゼパチド又はチルゼパチド由来放射能がラットの脳内で検出されました1)。なお、雄有色ラットに[14C]標識チルゼパチドを3 mg/kgの用量で単回皮下投与したときの脳の組織中薬物動態パラメータは以下のとおり(表1)でした。
表1)雄有色ラットに[14C]標識チルゼパチドを3 mg/kgの用量で単回皮下投与したときの脳の組織中薬物動態パラメータ1)
生体試料 又は組織 |
AUC0-t (ng-eq•hr)/g |
AUC0-∞ (ng-eq•hr)/g |
Cmax (ng-eq/g) |
Tmax (hr) |
t1/2 (hr) |
脳 |
6044 |
7045 |
105 |
12 |
28.8 |
略語:AUC=投与後0時間から最終濃度測定可能時点(t)又は無限大時間(∞)までの組織中濃度−時間曲線下面積、Cmax=最高組織中濃度、Tmax=最高組織中濃度到達時間、t1/2=消失半減期
[引用元]
マンジャロ申請資料概要CTD2.6.4.4.1(承認時評価資料)
最終更新日: September 2022
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