マンジャロ ® (チルゼパチド)
以下は適正使用情報として、本邦における承認事項(用法・用量、適応、剤形など)以外の情報が含まれる場合がございます。薬剤の使用に際しては、製品情報ページにある最新の電子化された添付文書をご確認ください。
インスリンからマンジャロ(チルゼパチド)への切り替え方法と注意点は?
インスリンからチルゼパチドへ切り替え時の有効性及び安全性を評価した臨床試験の論文報告はなく、臨床試験データはありません。インスリンからチルゼパチドへの切り替えに際しては、患者がインスリン依存状態でないことをご確認頂き、切り替え後は血糖値の変動を含め、副作用の発現に十分ご留意頂きますようお願いいたします。
インスリンからの切り替え時の有効性及び安全性を評価した臨床試験の論文報告はなく、切り替えに関する臨床試験データはありません(2022年8月時点)。
チルゼパチドはインスリンの代替薬ではありません。インスリンからチルゼパチドへの切り替えに際しては、患者さんがインスリン依存状態でないことをご確認ください。インスリン依存状態の患者さんで、インスリンからGLP-1受容体作動薬に切り替え、急激な高血糖及び糖尿病性ケトアシドーシスが発現した症例が報告されています1)。切り替え後は血糖値の変動を含め、副作用の発現に十分ご留意頂きますようお願いいたします。
なお、インスリン依存状態、非依存状態の鑑別にはC-ペプチドの測定が有用ですが、C-ペプチドは腎機能の低下により、みかけ上、高値に出る場合があります。腎機能低下患者では、症例によってはグルカゴン負荷試験などによる判定を必要とするなど、鑑別が難しい場合が多く、専門医に委ねることが推奨されております2)。
[引用元]
インクレチン(GLP-1受容体作動薬とDPP-4阻害薬)の適正使用に関する委員会からのリコメンデーション(2011年9月29日修正)
[略語]
GLP-1=グルカゴン様ペプチド-1
最終更新日: September 2022
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