イブグリース ® (レブリキズマブ (遺伝子組換え))
以下は適正使用情報として、本邦における承認事項(用法・用量、適応、剤形など)以外の情報が含まれる場合がございます。薬剤の使用に際しては、製品情報ページにある最新の電子化された添付文書をご確認ください。
イブグリース(レブリキズマブ)と経口ステロイド薬との併用は可能か?
電子添文上、経口ステロイド薬は併用禁忌及び併用注意には該当しないため、併用は可能です。
[解説]
電子添文上、経口ステロイド薬は併用禁忌及び併用注意には該当しないため、併用は可能です。レブリキズマブ投与開始後に経口ステロイド薬を急に中止しないようにお願いしています。経口ステロイド薬の減量が必要な場合には、医師の管理下で徐々に行ってください1)。
ただし、国内第III相併用療法試験[KGAL試験(ADhere-J試験)]、海外第III相併用療法試験[KGAD試験(ADhere試験)]、海外第III相単剤療法試験[KGAB試験(ADvocate1試験)及びKGAC試験(ADvocate2試験)]では、経口ステロイド薬等の全身療法の併用は禁止していました1)。なお、光線療法及び全身療法は4週間、抗炎症外用剤(効力が高度のTCS、TCI、外用JAK阻害剤、外用PDE4阻害薬)は1週間のウォッシュアウトを行いました2,3,4,5)。
レブリキズマブと経口ステロイド薬の併用時の有効性及び安全性については確立されていません。併用時には副作用や感染症に注意してください。
[引用元]
イブグリース申請資料概要CTD2.7.6.12.1(承認時評価資料)
イブグリース申請資料概要CTD2.7.6.13.1(承認時評価資料)
イブグリース申請資料概要CTD2.7.6.14.1(承認時評価資料)
イブグリース申請資料概要CTD2.7.6.15.1(承認時評価資料)
[略語]
JAK=ヤヌスキナーゼ
PDE4=ホスホジエステラーゼ4
TCI=カルシニューリン阻害外用薬
TCS=ステロイド外用薬
最終更新日: November 2023
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