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以下は適正使用情報として、本邦の承認事項以外の情報が含まれる場合がございます。薬剤使用に際して、ケサンラ 製品ページ にある最新の電子添付文書をご確認ください

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臨床試験でケサンラ(ドナネマブ)を使用し、副作用で死亡した患者は何か特徴、危険因子があったのか?


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AACG試験、AACI試験、AACI試験補遺9、AACH試験パートB及びAACN試験の安全性統合解析データセットを用いた併合解析の結果、治験薬との因果関係が否定できないと判断された死亡はドナネマブ群4例(視床出血、死亡、ARIA-E、ARIA-H各1例)であり、死亡に至った重篤な有害事象とドナネマブ投与との間に一定の傾向や明確な関連は特定されませんでした。AACQ試験では、治験薬との因果関係が否定できないと判断された死亡の報告はありませんでした。

[解説]

《治験薬との因果関係が否定できないと判断された死亡》

海外第Ⅱ相試験TRAILBLAZER-ALZAACG)試験(ドナネマブ群はドナネマブ単独投与群のみを含めた)、国際共同第Ⅲ相試験TRAILBLAZER-ALZ 2AACI)試験(二重盲検投与期間及び継続投与期間)、AACI試験補遺9、海外第Ⅱ相試験(AACH試験)パートB及び海外第Ⅲ相試験(AACN試験ドナネマブ群)の併合解析の結果、ドナネマブ群1注)で治験担当医師により治験薬との因果関係が否定できないと判断された死亡24例であり、死因として報告された事象は、視床出血、死亡3、アミロイド関連画像異常-浮腫/滲出液貯留(ARIA-E)、アミロイド関連画像異常-微小出血及びヘモジデリン沈着(ARIA-H)各1例でした1)。また、プラセボ群では1例が、動脈硬化症により死亡しました1)


死亡に至った重篤な有害事象とドナネマブの投与との間に、一定の傾向や明確な関連は特定されませんでした1)


海外第Ⅲ相試験TRAILBLAZER-ALZ 6AACQ)試験の投与76週時において、治験薬との因果関係が否定できないと判断された死亡の報告はありませんでした2)。なお、350mg開始群41例が、急性期脳梗塞に対する血栓溶解剤(tenecteplase、国内未承認、用量不明)投与後の脳出血により死亡700mg開始群1注)1例が、心肺停止により死亡しましたが、治験担当医師により治験薬との因果関係はないと判断されました2,3)


1 ドナネマブを最初の3回は1700mg、以降は11400mg4週間隔で静脈内投与(初回承認時の用法及び用量)。

2 ドナネマブの初回投与日から投与期間終了後57日まで(AACI試験の継続投与期間を含む、進行中の試験の継続例はデータカットオフ時点まで)に発現。

3 ARIA-E及びARIA-H発現後に死亡したものの、これらの事象と死亡の関連は不明であったため、治験担当医師より死因は「死亡」として報告された。

4 ドナネマブを初回は350mg2回目は700mg3回目は1050mg、以降は11400mg4週間隔で静脈内投与。


ARIA関連事象による死亡》

AACG試験、AACI試験、AACI試験補遺9AACH試験パートB及びAACN試験の併合解析の結果、ドナネマブ群1注)死亡に至ったアミロイド関連画像異常(ARIA)関連事象は2例であり、ドナネマブ2回目又は3回目の投与後にARIA関連事象の発現が確認されました1)。なお、このうち1例はアポリポ蛋白E対立遺伝子4APOE ε4)(ヘテロ接合型)キャリアであり、もう1例はAPOE ε4ノンキャリアでした1)


ARIAはドナネマブの重大な副作用であるため4)APOE ε4遺伝子型に関わらず、ドナネマブ投与後は、適切なモニタリングと事象発現後のマネジメントを行うようお願いいたします。


1 ドナネマブを最初の3回は1700mg、以降は11400mg4週間隔で静脈内投与(初回承認時の用法及び用量)。


注)ドナネマブの用法及び用量は「通常、成人にはドナネマブ(遺伝子組換え)として初回は350mg2回目は700mg3回目は1050mg、その後は11400mg4週間隔で、少なくとも30分かけて点滴静注する。」です。



上記の試験について一部承認外の成績が含まれますが、承認時評価資料のためご紹介しています。




[引用元]

  1. ケサンラ申請資料概要(20249月承認CTD2.7.4.2.1.3)(承認時評価資料)

  2. ケサンラ適正使用ガイド

  3. Wang H, et al.: Alzheimers Dement. 2025; 21: e70062CNS60000

  4. ケサンラ電子添文



[略語]

APOE ε4=アポリポ蛋白E対立遺伝子4

ARIA=アミロイド関連画像異常

ARIA-E=アミロイド関連画像異常-浮腫/滲出液貯留

ARIA-H=アミロイド関連画像異常-微小出血およびヘモジデリン沈着


最終更新日: July 2025

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