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以下は適正使用情報として、本邦の承認事項以外の情報が含まれる場合がございます。薬剤使用に際して、ケサンラ 製品ページ にある最新の電子添付文書をご確認ください

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ケサンラ(ドナネマブ)が有効性を示す患者、示さない患者の特徴は?予測因子はあるか?


FAQ Answer FAQ Answer faq-answer-a

ドナネマブによる疾患進行の抑制について検討した曝露-有効性解析及びAACI試験のサブグループ解析の結果、ドナネマブ群ではプラセボ群と比べて疾患進行速度が有意に抑制され、その抑制率は全体集団と比べて、タウ蓄積が軽度から中等度の集団で高くなると推定されました。

[解説]

国際共同第Ⅲ相試験TRAILBLAZER-ALZ 2AACI)試験において、ドナネマブによる疾患進行の抑制について検討した曝露-有効性解析及び事前規定されたサブグループ解析の結果は、以下の通りです。


《曝露-有効性解析(疾患進行モデル1)》

認知機能及び日常生活機能の指標であるiADRS及びCDR-SBに対するドナネマブの効果を評価するために構築された疾患進行モデル1を用いた解析において、タウ蓄積が軽度から中等度及び高度の全体集団(全体集団)及びタウ蓄積が軽度から中等度の集団のいずれでも、ドナネマブ群2注)ではプラセボ群と比べて疾患進行速度が有意に抑制されました(表)1)


表)プラセボ群と比較した、ドナネマブ群2注)における疾患進行速度の抑制率(疾患進行モデル11)


全体集団

タウ蓄積が軽度から中等度の集団

iADRSを指標とした疾患進行速度の抑制率

29.3%*

33.2%*

CDR-SBを指標とした疾患進行速度の抑制率

31.7%*

36.3%*

*p0.001vs. プラセボ群)


1 アミロイドβプラークの減少率を、iADRS及びCDR-SBを指標とした疾患進行速度と関連付けたモデル。

2 ドナネマブを最初の3回は1700mg、以降は11400mg4週間隔で静脈内投与(初回承認時の用法及び用量)。



《サブグループ解析:ベースライン時の人口統計学的特性及び他の疾患特性》

ベースライン時の人口統計学的特性(年齢、性別、BMI)及び他の疾患特性[MMSEスコアに基づく臨床病期(スクリーニング時又はベースライン時)、アポリポ蛋白E対立遺伝子4APOE ε4)遺伝子型、アセチルコリンエステラーゼ(AChE)阻害薬又はメマンチンの使用、タウ蓄積に基づく疾患病期]による事前規定されたサブグループ解析を実施しました2)。その結果は、図の通りでした2)


図)iADRSの事前規定されたサブグループ解析のフォレストプロット(NCS2

AACI試験(二重盲検投与期間)]2)



注)ドナネマブの用法及び用量は「通常、成人にはドナネマブ(遺伝子組換え)として初回は350mg2回目は700mg3回目は1050mg、その後は11400mg4週間隔で、少なくとも30分かけて点滴静注する。」です。



AACITRAILBLAZER-ALZ 2試験の概要】3-5)

試験デザイン

第Ⅲ相、多施設共同、無作為化、並行群間、二重盲検、プラセボ対照試験

対象

PET検査により脳内にアミロイドβプラーク沈着及びタウ蓄積が認められた早期アルツハイマー病患者(アルツハイマー病による軽度認知障害及び軽度の認知症患者)

・無作為化例数(タウ蓄積が軽度から中等度及び高度の全体集団):1736例(ドナネマブ群860例、プラセボ群876例)[うち日本人88例(ドナネマブ群45例、プラセボ群43例)]

(タウ蓄積が軽度から中等度の集団):1182例(ドナネマブ群588例、プラセボ群594例)[うち日本人76例(ドナネマブ群40例、プラセボ群36例)]

方法

対象をプラセボ群又はドナネマブ群のいずれかに11の比で無作為に割り付けた。割り付けの層別因子には、実施医療機関及びタウ蓄積(軽度~中等度、高度)を用いた。ドナネマブ群では、最初の3回はドナネマブ700mgを、4回目以降はドナネマブ1400mg4週間ごとに最長72週間静脈内投与した(初回承認時の用法及び用量)注)。投与245276102130週時のアミロイドPET検査により測定したアミロイドβプラークの除去がプラセボ切り替え基準に該当した患者は、ドナネマブからプラセボへ二重盲検下で変更した。

アミロイドPET検査により測定したアミロイドβプラーク蓄積が、いずれか1回の測定で11センチロイド未満、又は連続する2回の測定で11以上25センチロイド未満と定義した。

注)ドナネマブの用法及び用量は「通常、成人にはドナネマブ(遺伝子組換え)として初回は350mg2回目は700mg3回目は1050mg、その後は11400mg4週間隔で、少なくとも30分かけて点滴静注する。」である。

安全性

本試験における有害事象発現割合はドナネマブ群で89.0%759/853例)、プラセボ群で82.2%718/874例)であった。


上記の試験について一部承認外の成績が含まれますが、承認時評価資料のためご紹介しています。



[引用元]

  1. ケサンラ申請資料概要(20249月承認CTD2.5.3.3.3)(承認時評価資料)

  2. ケサンラ適正使用ガイド

  3. ケサンラ電子添文

  4. ケサンラ申請資料概要(20249月承認CTD2.7.6.5、付録表 2.7.6.5-1)(承認時評価資料)

  5. Sims JR, et al.: JAMA. 2023; 330: 512-527CNS31698



[略語]

AChE阻害薬=アセチルコリンエステラーゼ阻害薬

APOE ε4=アポリポ蛋白E対立遺伝子4

BMI=ボディマス指数

CDR-SB=認知症の重症度の評価ツール(領域スコア)

iADRSADCS-iADL(手段的日常生活機能)及びADAS-Cog13(認知機能)から構成され、アルツハイマー病の連続性を有する変化の観点から総合的な疾患の重症度を測定する評価尺度

MMSE=ミニメンタルステート検査

NCS2=自由度2の自然3次スプライン

PET=陽電子放出断層撮影法



最終更新日: July 2025

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