トルリシティ ® (デュラグルチド(遺伝子組換え))
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トルリシティ(デュラグルチド)による胆嚢関連有害事象の発現状況は?
国内第Ⅲ相実薬対照二重盲検比較試験(GBGQ試験)における胆嚢関連有害事象の発現状況は以下のとおりでした。
[解説]
※本試験には、一部国内承認外の用法及び用量を含む成績が含まれていますが、承認時評価資料のため紹介します
≪GBGQ試験における胆嚢関連有害事象の発現状況≫
日本人2型糖尿病患者を対象にデュラグルチド1.5 mgとデュラグルチド0.75 mgを比較検討した国内第Ⅲ相試験であるGBGQ試験1)において認められた胆嚢関連有害事象は以下のとおり(表1)でした2)。いずれの事象も軽度であり、デュラグルチドとの因果関係は認められませんでした2)。
表1)胆嚢関連有害事象の要約[ITT集団、SS2(GCP不適合例を除く)][(GBGQ試験、投与52週時(後観察期間を含む)]2)
基本語 |
デュラグルチド (N=391) |
デュラグルチド (N=195) |
胆石症 |
2(0.5) |
0 |
過形成性胆嚢症 |
2(0.5) |
0 |
MedDRA Version 26.0 発現例数(%)
※国内で承認されている用法及び用量は、「通常、成人には、デュラグルチド(遺伝子組換え)として、0.75 mgを週に1回、皮下注射する。なお、患者の状態に応じて1.5 mgを週に1回投与に増量できる。」です3)。
[引用元]
トルリシティ1.5 mg申請資料概要CTD2.7.6.2.1(承認時評価資料)
トルリシティ1.5 mg申請資料概要CTD2.7.4.2.1.8.2.2(承認時評価資料)
[略語]
ITT=intent to treat
SS2=Safety analysis set for Period I and II
GCP=医薬品の臨床試験の実施基準
MedDRA=ICH国際医薬用語集
SOC=器官別大分類
最終更新日: June 2024
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