以下は適正使用情報として、本邦の承認事項以外の情報が含まれる場合がございます。薬剤使用に際して、ケサンラ 製品ページ にある最新の電子添付文書をご確認ください
ケサンラ(ドナネマブ)は抗血栓薬を使用している患者に投与可能か?
電子添文上、血液凝固阻止剤、血小板凝集抑制作用を有する薬剤、血栓溶解剤は、ドナネマブとの併用によりARIA-H又は脳出血が起こる可能性があることから、併用注意です。 なお、AACQ試験の投与76週時における、ドナネマブ350mg開始群及び700mg開始群の抗血栓薬の併用の有無によるARIA-H関連事象の発現割合は、抗血栓薬の併用では、それぞれ28.7%、30.2%、抗血栓薬未使用では、それぞれ22.1%、24.0%でした。
[解説]
電子添文上、血液凝固阻止剤、血小板凝集抑制作用を有する薬剤、血栓溶解剤は、ドナネマブとの併用によりアミロイド関連画像異常‐脳微小出血・脳表ヘモジデリン沈着症(ARIA-H)又は脳出血が起こる可能性があることから、併用に注意が必要です1)。
抗血栓薬をドナネマブ投与前から使用している患者及びドナネマブ投与中に抗血栓薬を投与される患者では、ARIA-H及び脳出血にご注意ください。
《ドナネマブの海外第Ⅲ相試験TRAILBLAZER-ALZ 6(AACQ)試験における、抗血栓薬併用の有無別のアミロイド関連画像異常(ARIA)関連事象及び脳出血の発現状況》2)
AACQ試験の投与76週時における、350mg開始群※1及び700mg開始群※2注)のARIA-H関連事象の発現割合は、抗血栓薬の併用では、それぞれ28.7%、30.2%、抗血栓薬未使用では、それぞれ22.1%、24.0%でした(表)。また、350mg開始群及び700mg開始群注)の脳出血の発現割合は、抗血栓薬の併用では、いずれも0%、抗血栓薬未使用では、それぞれ1.0%、0.8%でした。
なお、併用した抗血栓薬の種類による、350mg開始群及び700mg開始群注)のMRIに基づいたARIA関連事象の発現割合は、アスピリン使用例では、それぞれ27.6%(21/76例)、31.7%(20/63例)、アスピリン以外の抗血小板薬使用例では、それぞれ35.0%(7/20例)、42.9%(6/14例)、抗凝固薬使用例では、それぞれ34.4%(11/32例)、42.9%(9/21例)でした。また、血栓溶解剤の1回以上使用例では、350mg開始群及び700mg開始群注)のMRIに基づいたARIA-H関連事象の発現割合は、いずれも100%(1/1例)でした。
表)投与76週時における抗血栓薬併用の有無別のARIA関連事象の発現状況[AACQ試験、安全性解析対象集団※3]2)
発現例数/例数(%)
※1 ドナネマブを初回は350mg、2回目は700mg、3回目は1050mg、以降は1回1400mgを4週間隔で静脈内投与。
※2 ドナネマブを最初の3回は1回700mg、以降は1回1400mgを4週間隔で静脈内投与(初回承認時の用法及び用量)。
※3 無作為化後、治験薬を1回以上投与したすべての患者。
注)ドナネマブの用法及び用量は「通常、成人にはドナネマブ(遺伝子組換え)として初回は350mg、2回目は700mg、3回目は1050mg、その後は1回1400mgを4週間隔で、少なくとも30分かけて点滴静注する。」です。
|
上記の試験について一部承認外の成績が含まれますが、承認時評価資料のためご紹介しています。 |
[引用元]
[略語]
ARIA=アミロイド関連画像異常
ARIA-E=アミロイド関連画像異常-浮腫/滲出液貯留
ARIA-H=アミロイド関連画像異常-脳微小出血・脳表ヘモジデリン沈着症
MRI=核磁気共鳴画像
最終更新日: July 2025
この情報はお役に立ちましたか?
お探しの情報が見つからない場合は、こちら よりお問い合わせください。