ケサンラ ® (ドナネマブ(遺伝子組換え))
以下は適正使用情報として、本邦における承認事項(用法・用量、適応、剤形など)以外の情報が含まれる場合がございます。薬剤の使用に際しては、製品情報ページにある最新の電子化された添付文書をご確認ください。
ケサンラ(ドナネマブ)の薬剤調製時及び投与時の注意点は?
ドナネマブの調製・投与に際しては、電子添文(14. 適用上の注意)及び適正使用ガイド(4. 投与にあたっての注意事項)を参照し、薬剤調製時及び薬剤投与時の注意をご確認ください。 なお、ドナネマブの投与後、少なくとも30分は患者の状態を観察してください。アナフィラキシーを含むinfusion reactionの多くが、ドナネマブ投与中又は投与終了後30分以内に発現することが報告されています。
[解説]
≪薬剤調製時の注意≫1)
ドナネマブは1回使い切りのバイアル製剤です。本剤は、無菌的に希釈調製を行ってください。本剤を生理食塩液を含む点滴静注用バッグ又はボトルに添加して、最終濃度が4~10mg/mLになるように希釈してください。
調製手順1)
≪薬剤投与時の注意≫2)
調製した注射液は、少なくとも30分かけて点滴静注してください。
本剤投与終了後少なくとも30分は患者の状態を観察してください(アナフィラキシーを含むinfusion reactionの多くが、本剤投与中又は投与終了後30分以内に発現しています)。
本剤投与終了後は、規定の投与量を確実に投与するため、使用したラインを生理食塩液にてフラッシュしてください。
ドナネマブの調製・投与に際しては、電子添文(14. 適用上の注意)及び適正使用ガイド(4. 投与にあたっての注意事項)を参照し、薬剤調製時の注意及び薬剤投与時の注意をご確認ください。
【ドナネマブの適用上の注意】
14. 適用上の注意
14.1 薬剤調製時の注意
14.1.1 本剤は1回使い切りのバイアル製剤である。本剤は、無菌的に希釈調製を行うこと。
14.1.2 調製の約30分前に冷蔵庫から取り出し、室温に戻しておくこと。
14.1.3 バイアル内の薬液に異物や変色が認められないことを確認し、異物や変色が認められる場合は使用しないこと。
14.1.4 希釈液は、生理食塩液を用いること。下表に従い、本剤を必要量抜き取り、生理食塩液を含む点滴静注用バッグ又はボトルに添加して最終濃度が4~10mg/mLになるように希釈すること。
投与量 |
生理食塩液の量 |
700mg(本剤2バイアル、合計40mL) |
30~135mL |
1400mg(本剤4バイアル、合計80mL) |
60~270mL |
14.1.5 点滴静注用バッグ又はボトルの中身をゆっくり反転させて混和し、激しく振とうしないこと。
14.1.6 調製後は、速やかに使用すること。なお、やむを得ず保存を必要とする場合は、凍結を避け、冷蔵保存(2~8℃)では72時間以内、25℃以下での保存では12時間以内に使用すること。
14.2 薬剤投与時の注意
本剤投与終了後は、点滴ラインを生理食塩液にてフラッシュし、全量を投与すること。
[引用元]
ケサンラ適正使用ガイド
ケサンラ電子添文
最終更新日: August 2024
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