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以下は適正使用情報として、本邦の承認事項以外の情報が含まれる場合がございます。薬剤使用に際して、ゼップバウンド 製品ページ にある最新の電子添付文書をご確認ください

FAQ Question FAQ Question faq-answer-q

ゼップバウンド(チルゼパチド)を肝機能障害のある肥満症患者に投与してもよいか?投与する際の注意点は?


FAQ Answer FAQ Answer faq-answer-a

肝機能障害患者へのチルゼパチドの使用に制限はありませんが、肥満症の肝機能障害患者を対象とした十分な使用成績がないため、投与いただく際は慎重な経過観察をお願いいたします。

[解説]

肝機能障害患者へのチルゼパチドの使用に制限はありませんが、肥満症の肝機能障害患者を対象とした十分な使用成績がないため、投与いただく際は慎重な経過観察をお願いいたします1


GPHZGPHK、及びGPHL試験では、以下のいずれかに該当する患者を除外しておりました2

・急性又は慢性肝炎

・非アルコール性脂肪性肝疾患以外の肝疾患の徴候及び症状を有する

ALT値がULN3倍超

ALP値がULN1.5倍超

・総ビリルビン値がULN1.2倍超(ジルベール症候群を除く)


<参考>

海外第1相試験(GPGQ試験)において肝機能障害を有する被験者にチルゼパチド5 mgを単回投与後のPKパラメータに及ぼす肝機能の影響は以下のとおり(表1、表2、図1)でした。


1)チルゼパチド5 mg単回投与後のチルゼパチドの薬物動態パラメータに及ぼす肝機能の影響1,3,4

パラメータ

肝機能障害の程度

例数

最小二乗幾何平均値

肝機能正常被験者に対する比(90%CI

AUC0-∞ngh/mL

正常

13

87520

軽度

6

94298

1.080.88, 1.32

中等度

6

84057

0.960.79, 1.17

重度

7

74551

0.850.70, 1.04

Cmaxng/mL

正常

13

525

軽度

6

481

0.920.73, 1.16

中等度

6

526

1.000.80, 1.25

重度

7

510

0.970.78, 1.21


2)チルゼパチド5 mg単回投与後のチルゼパチドのtmaxに及ぼす肝機能の影響3,4

パラメータ

肝機能障害の程度

例数

中央値

肝機能正常被験者との差の中央値

90%CI

tmaxh

正常

13

24.00

軽度

6

24.00

0.00

-4.00, 12.00

中等度

6

24.00

0.00

-12.00, 12.00

重度

7

24.00

0.00

-11.83, 4.17



1)肝機能正常被験者及び肝機能障害患者の平均(+標準偏差)血漿中チルゼパチド濃度推移 線形目盛3,4




[引用元]

  1. ゼップバウンド 電子添文

  2. ゼップバウンド申請資料概要CTD2.5.5.2.3.3(承認時評価資料)

  3. マンジャロ申請資料概要CTD2.7.2.2.2.4.3(承認時評価資料)

  4. Urva S, Quinlan T, Landry J, et al.: Effects of Hepatic Impairment on the Pharmacokinetics of the Dual GIP and GLP-1 Receptor Agonist Tirzepatide Clin Pharmacokinet. 2022;61(7):1057-1067.HMN30756

  5. マンジャロ申請資料概要CTD2.7.6.8.1(承認時評価資料)


引用元資料の入手をご希望の場合は上記のリンクをクリックし請求して下さい。


[略語]

ALT=アラニンアミノトランスフェラーゼ

ALP=アルカリホスファターゼ

ULN=基準範囲上限

PK=薬物動態

CI=信頼区間

AUC0-∞=0時間から無限時間まで外挿した濃度時間曲線下面積

Cmax=最高濃度

tmax=最高濃度到達時間


GPGQ試験 試験概要4,5

試験デザイン

I 相、多施設共同、非盲検、1期、並行群間、単回投与試験

対象

年齢2772歳の32例(男性24例、女性8例)(外国人)

そのうち、肝機能障害の重症度に基づき分類された被験者は以下のとおりである。

・肝機能正常被験者:13例(2型糖尿病患者を含まない)

・軽度肝機能障害患者(Child-Pugh分類A):6例(2型糖尿病患者3例含む)

・中等度肝機能障害患者(Child-Pugh分類B):6例(2型糖尿病患者を含まない)

・重度肝機能障害患者(Child-Pugh分類C):7例(2型糖尿病患者を含まない)

方法

被験者は、肝機能障害の重症度に従って、4つのグループ(軽度、中等度又は重度の肝機能障害患者、肝機能正常被験者)のいずれかに割り付けられ、8時間以上にわたって一晩絶食した後、1日目の朝、すべての被験者にチルゼパチド5 mgを単回皮下投与注)した。

注)本剤の承認された用法・用量は以下のとおりです。

通常、成人には、チルゼパチドとして週12.5mgから開始し、4週間の間隔で2.5mgずつ増量し、週110mgを皮下注射する。なお、患者の状態に応じて適宜増減するが、週15mgまで減量、又は4週間以上の間隔で2.5mgずつ週115mgまで増量できる。



最終更新日: December 2024

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