Step2. キーワードを入力し、検索

以下は適正使用情報として、本邦の承認事項以外の情報が含まれる場合がございます。薬剤使用に際して、ゼップバウンド 製品ページ にある最新の電子添付文書をご確認ください

FAQ Question FAQ Question faq-answer-q

<肥満症>ゼップバウンド(チルゼパチド)投与による胃腸関連有害事象の発現状況は?


FAQ Answer FAQ Answer faq-answer-a

肥満症の臨床試験である国内第3相試験[GPHZ試験(SURMOUNT-J)]、国際共同第3相試験[GPHK試験(SURMOUNT-1)及びGPHL試験(SURMOUNT-2)]における胃腸関連有害事象の発現状況は、以下のとおりでした。

[解説]

本試験には一部承認効能又は効果と異なる成績が含まれますが、承認時評価資料であるため掲載します。


GPHZ試験(SURMOUNT-Jにおける胃腸関連有害事象の発現状況≫

BMI27 kg/m2以上35 kg/m2未満で肥満に関連する健康障害12つ以上有する、又はBMI35 kg/m2以上で肥満に関連する健康障害11つ以上有する日本人肥満症患者を対象2チルゼパチド投与とプラセボ投与を比較した国内第3相試験GPHZ試験)において認められた胃腸関連有害事象の発現割合1に示すとおりであり、主な胃腸関連有害事象(いずれかのチルゼパチド群で発現割合が5%超)は便秘、悪心、下痢、嘔吐及び腹部不快感でした1,2,3


1いずれかの投与群で発現割合が2%以上の器官別大分類「胃腸障害」の有害事象(安全性解析対象集団GCP違反例を除く])GPHZ試験(SURMOUNT-J3


チルゼパチド10 mgN=73

チルゼパチド15 mg

N=77

プラセボ

N=75

胃腸関連
有害事象

3852.1

4761.0

2128.0

便秘

1216.4

2127.3

56.7

悪心

1013.7

1823.4

34.0

下痢

912.3

79.1

34.0

嘔吐

56.8

911.7

34.0

腹部不快感

56.8

45.2

0

上腹部痛

34.1

33.9

22.7

消化不良

22.7

33.9

11.3

腹痛

22.7

22.6

11.3

齲歯

11.4

11.3

34.0

大腸ポリープ

22.7

11.3

22.7

腹部膨満

11.4

22.6

11.3

腸憩室

0

11.3

22.7

おくび

11.4

22.6

0

口内炎

22.7

0

11.3

鼓腸

0

22.6

0

MedDRA/J ver26.0  発現例数(%




胃腸関連有害事象の重症度は表2に示すとおりでした3


2)器官別大分類「胃腸障害」の最悪重症度別の発現割合(安全性解析対象集団GCP違反例を除く])[GPHZ試験(SURMOUNT-J3


最悪重症度

チルゼパチド10 mgN=73

チルゼパチド15 mg

N=77

プラセボ

N=75


 軽度

3547.9

4457.1

1925.3


 中等度

34.1

33.9

22.7


 重度

0

0

0

発現例数(%


重篤な胃腸関連有害事象として、チルゼパチド10 mg群の1例に大腸ポリープが認められました3


GPHK試験(SURMOUNT-1, 投与72週時及びGPHL試験(SURMOUNT-2における胃腸関連有害事象の発現状況≫

2型糖尿病を有しない、肥満又は体重に関連する併存疾患を有する過体重の治験参加者を対象2に、チルゼパチド投与とプラセボ投与を比較した国際共同第3相試験GPHK試験)において認められた胃腸関連有害事象の発現割合は表3に示すとおりでした。


3いずれかの投与群で発現割合が2%以上の器官別大分類「胃腸障害」の有害事象(安全性解析対象集団GCP違反例を除くGPHK試験(SURMOUNT-1)]4


チルゼパチド5 mg3N=624

チルゼパチド10 mgN=628

チルゼパチド15 mg

N=628

プラセボ

N=637

胃腸関連
有害事象

34655.4

38260.8

37159.1

19330.3

悪心

15424.7

21033.4

19531.1

619.6

下痢

11818.9

13421.3

14422.9

467.2

便秘

10416.7

10917.4

7411.8

375.8

嘔吐

528.3

6810.8

7712.3

111.7

消化不良

569.0

619.7

7011.1

264.1

腹痛

315.0

335.3

314.9

213.3

おくび

243.8

335.3

355.6

40.6

胃食道逆流性疾患

274.3

243.8

304.8

142.2

腹部膨満

223.5

193.0

233.7

111.7

鼓腸

213.4

193.0

254.0

132.0

上腹部痛

172.7

254.0

233.7

101.6

腹部不快感

132.1

101.6

213.3

71.1

MedDRA/J ver24.1  発現例数(%


2型糖尿病を有する、肥満又は過体重の治験参加者を対象2に、チルゼパチド投与とプラセボ投与を比較した国際共同第3相試験GPHL試験)において認められた胃腸関連有害事象の発現割合は表4に示すとおりでした


4いずれかの投与群で発現割合が2%以上の器官別大分類「胃腸障害」の有害事象(安全性解析対象集団[GCP違反例を除く])GPHL試験(SURMOUNT-2)]4


チルゼパチド10 mgN=302

チルゼパチド15 mg

N=303

プラセボ

N=307

胃腸関連
有害事象

13745.4

14547.9

8728.3

悪心

6019.9

6521.5

206.5

下痢

5919.5

6521.5

278.8

便秘

247.9

278.9

123.9

嘔吐

3210.6

3912.9

103.3

消化不良

227.3

227.3

92.9

腹痛

124.0

227.3

72.3

おくび

196.3

134.3

20.7

胃食道逆流性疾患

124.0

113.6

62.0

腹部膨満

134.3

155.0

103.3

鼓腸

113.6

134.3

20.7

上腹部痛

72.3

113.6

51.6

胃炎

62.0

41.3

72.3

MedDRA/J ver25.1  発現例数(%



GPHK試験及びGPHL試験(Pooled解析)において、主な胃腸関連有害事象(いずれかのチルゼパチド群で発現割合が5%超)は悪心、下痢、便秘、おくび、消化不良、腹痛及嘔吐でした5



GPHK試験及びGPHL試験(Pooled解析)における胃腸関連有害事象の重症度は表5に示すとおりでした。


5)器官別大分類「胃腸障害」の最悪重症度別の発現割合(安全性解析対象集団[GCP違反例を除く])GPHK試験(SURMOUNT-1)及びGPHL試験(SURMOUNT-2Pooled解析)]5

最悪重症度

チルゼパチド
5 mg
3
N=624

チルゼパチド10 mgN=930

チルゼパチド15 mg

N=931

プラセボ

N=944

 軽度

23237.2

30933.2

29832.0

20221.4

 中等度

10316.5

18620.0

18920.3

687.2

 重度

111.8

242.6

293.1

101.1

  発現例数(%


重篤な胃腸関連有害事象として全チルゼパチド群で2例以上に認められた事象は、CECで確定された膵炎(全チルゼパチド群:4例、プラセボ群:2例)、及び嘔吐(全チルゼパチド群:3例、プラセボ群:0例)でした5


GPHK試験(SURMOUNT-1, 投与176週時)における胃腸関連有害事象の発現状況

2型糖尿病の既往歴を有しない、肥満又は体重に関連する併存疾患を有する過体重の治験参加者のうち、無作為化時に前糖尿病状態4を有する治験参加者を対象2に、主要評価期間(72週間)終了後、投与176週時までチルゼパチド又はプラセボを継続投与したGPHK試験において認められた胃腸関連有害事象の発現割合は表6に示すとおりでした。


6)いずれかの投与群で5.0%以上に発現した器官別大分類「胃腸障害」の有害事象(mITT集団、安全性解析対象集団[GCP違反例を除く]、無作為化時に前糖尿病状態を有する治験参加者)GPHK試験(SURMOUNT-1)]6


チルゼパチド
5 mg
3
N=245

チルゼパチド10 mgN=258

チルゼパチド15 mg

N=252

プラセボ

N=266

胃腸関連
有害事象

13856.3

16965.5

17167.9

9937.2

悪心

5924.1

8532.9

8031.7

3212.0

下痢

4920.0

7529.1

6425.4

2710.2

便秘

4518.4

5722.1

4015.9

228.3

嘔吐

197.8

2810.9

3614.3

41.5

消化不良

197.8

2911.2

3513.9

145.3

おくび

52.0

166.2

176.7

20.8

鼓腸

93.7

93.5

145.6

93.4

腹痛

187.3

166.2

135.2

93.4

上腹部痛

124.9

197.4

104.0

93.4

MedDRA/J ver27.0  発現例数(%



悪心、嘔吐、下痢及び便秘の発現時期≫

GPHZ試験において悪心、嘔吐、下痢、及び便秘の発現時期は図1に示すとおりであり、用量漸増期間に主に初回発現しまし7


1)悪心、嘔吐、下痢、及び便秘の期間別発現頻度(安全性解析対象集団GCP違反例を除く])[GPHZ試験(SURMOUNT-J7




GPHK試験及びGPHL試験(Pooled解析)において悪心、嘔吐、及び下痢の発現時期は図2に示すとおりであり、チルゼパチドの投与開始後4週間以内で最も多くみられました8


2)悪心、嘔吐、及び下痢の初回発現までの時間(安全性解析対象集団GCP違反例を除く])[GPHK試験(SURMOUNT-1)及びGPHL試験(SURMOUNT-28



用量漸増期間中の胃腸関連有害事象にはご注意ください。



1


本試験における健康障害の定義

耐糖能異常

空腹時血糖値又は0時間経口ブドウ糖負荷試験(OGTT110125 mg/dL、もしくは2時間 OGTT 140199 mg/dLであり、糖尿病の診断基準を満たさず、糖尿病診療ガイドライン2019で「境界型」として記述される血糖範囲

脂質異常症

トリグリセリド150 mg/dL以上

非アルコール性脂肪性肝疾患

肝臓脂肪含有率(HFF5%以上


2

チルゼパチドの承認されている効能又は効果である「肥満症」は、高血圧、脂質異常症又は耐糖能障害(2型糖尿病、耐糖能異常等)のいずれかを有し、食事療法・運動療法を行っても十分な効果が得られず、以下に該当する場合に限る。

BMI27 kg/m2以上であり、2つ以上の肥満に関連する健康障害を有する

BMI35 kg/m2以上


3

チルゼパチドの承認された「肥満症」の用法及び用量・用法及び用量に関連する注意は以下のとおりです。

6. 用法及び用量(抜粋)

通常、成人には、チルゼパチドとして週12.5 mgから開始し、4週間の間隔で2.5 mgずつ増量し、週110 mgを皮下注射する。

なお、患者の状態に応じて適宜増減するが、週15 mgまで減量、又は4週間以上の間隔で2.5 mgずつ週115 mgまで増量できる。

7. 用法及び用量に関連する注意(抜粋)

7.4 患者の体重減少の程度や本剤に対する忍容性に応じて、週15 mgで治療を継続することも考慮すること。


4

2回のスクリーニング来院にわたり、以下の基準のうち2つ以上に該当した治験参加者を前糖尿病状態に分類した。

・空腹時血糖値(OGTT時の0分値、又は別途測定した値):100125 mg/dL

2時間血糖値(OGTT時の120分値):140199 mg/dL

HbA1c5.7%6.4%



[引用元]

  1. Kadowaki et al. Efficacy and safety of once-weekly tirzepatide in Japanese patients with obesity disease (SURMOUNT-J): a multicentre, randomised, double-blind, placebo-controlled phase 3 trial. Lancet Diabetes Endocrinol. 2025(HMN30838)

  2. ゼップバウンド(肥満症)申請資料概要CTD2.5.5.2.3.1(承認時評価資料)

  3. ゼップバウンド(肥満症)申請資料概要CTD2.7.4.4.2.1.1.1(承認時評価資料)

  4. ゼップバウンド(肥満症)申請資料概要CTD2.7.4.7(承認時評価資料)

  5. ゼップバウンド(肥満症)申請資料概要CTD2.7.4.4.2.1.1.2(承認時評価資料)

  6. ゼップバウンド(肥満症:耐糖能障害)申請資料概要CTD2.5.5.2.3.1(承認時評価資料)

  7. 社内資料[GPHZ試験(SURMOUNT-J)]

  8. ゼップバウンド(肥満症)申請資料概要CTD2.7.4.4.2.1.3.2(承認時評価資料)

  9. ゼップバウンド(肥満症)申請資料概要CTD2.7.6.9承認時評価資料

  10. ゼップバウンド(肥満症)申請資料概要CTD2.7.6.10承認時評価資料

  11. ゼップバウンド(肥満症:耐糖能障害)申請資料概要CTD2.7.6.2(承認時評価資料)

  12. ゼップバウンド(肥満症:耐糖能障害)申請資料概要CTD2.5.4.5.1(承認時評価資料)

  13. ゼップバウンド(肥満症:耐糖能障害)申請資料概要CTD2.5.5.5.1(承認時評価資料)

  14. ゼップバウンド(肥満症:耐糖能障害)申請資料概要CTD2.5.4.2.1(承認時評価資料)

  15. ゼップバウンド(肥満症)申請資料概要CTD2.7.6.11承認時評価資料



[略語]

BMIbody mass index=体格指数

CEC=臨床事象判定委員会

GCP=医薬品の臨床試験の実施の基準

ICH=医薬品規制調和国際会議

MedDRA=ICH国際医薬用語集



GPHZ試験SURMOUNT-J) 試験概要1,9

試験デザイン

3相、多施設共同、二重盲検、プラセボ対照、無作為化試験

対象1

BMI27 kg/m2以上で2つ以上の肥満に関連する健康障害*を有する又はBMI35 kg/m2以上で1つ以上の肥満に関連する健康障害*を有する肥満症患者225GCP違反が認められた実施医療機関で無作為割付された42例を除く)。なお、糖尿病患者は除外された。


* 組み入れ基準では、耐糖能異常(空腹時血糖110125 mg/dL又は75 g経口ブドウ糖負荷試験の血糖2時間値140199 mg/dL)、脂質異常症空腹時トリグリセリド150 mg/dL以上)又は非アルコール性脂肪性肝疾患(肝臓脂肪含有率5%以上)とした。

方法

チルゼパチド10 mg15 mg又はプラセボを週172週間皮下投与した。チルゼパチドはいずれの投与群でも最初の4週間は初回投与量の2.5 mgで週1回投与し、その後割り付けられた用量に到達するまで4週間ごとに2.5 mgずつ漸増した。用量漸増期間は最長20週であった。

体重管理のための低カロリー食及び運動量の増加を併せて実施した。


GPHK試験(SURMOUNT-1) 試験概要10-14

試験デザイン

3相、多施設共同、二重盲検、プラセボ対照、無作為化試験

対象1

<投与72週時(主要評価時)

BMI27 kg/m2以上で高血圧、脂質異常症、閉塞性睡眠時無呼吸症候群又は心血管疾患のいずれかを有する治験参加者もしくはBMI30 kg/m2上の治験参加者2517(日本人102例)(GCP違反が認められた実施医療機関で無作為割付された22 例を除く)。なお、糖尿病患者は除外された。


<投与176週時(104週間の追加投与期間)>

無作為割付された2517例の治験参加者のうち、無作為化時に前糖尿病状態*を有する治験参加者1021例(日本人51例)(GCP違反が認められた実施医療機関で無作為割付された11例を除く)。


* 2回のスクリーニング来院にわたり、以下の基準のうち2つ以上に該当した治験参加者前糖尿病状態に分類した。

・空腹時血糖値(OGTT時の0分値、又は別途測定した値):100125 mg/dL

2時間血糖値OGTT時の120分値):140199 mg/dL

HbA1c5.7%6.4%

方法2

<投与72週時(主要評価時)

チルゼパチド5 mg10 mg15 mg又はプラセボを週172週間皮下投与した。チルゼパチドはいずれの投与群でも最初の4週間は初回投与量の2.5 mgで週1回投与し、その後割り付けられた用量に到達するまで4週間ごとに2.5 mgずつ漸増した。用量漸増期間は最長20週であった。

体重管理のための低カロリー食及び運動量の増加を併せて実施した。


<投与176週時(104週間の追加投与期間)>

主要評価期間(72週間)の投与を完了した治験参加者は、チルゼパチド5 mg10 mg15 mg又はプラセボを週1回、104週間(計176週間)継続皮下投与した


GPHL試験(SURMOUNT-2) 試験概要15

試験デザイン

3相、多施設共同、二重盲検、プラセボ対照、無作為化試験

対象1

2型糖尿病を有するBMI27.0 kg/m2以上の治験参加者912(日本人41例)GCP違反が認められた実施医療機関で無作為割付された26 例を除く

方法

チルゼパチド10 mg15 mg又はプラセボを週172週間皮下投与した。チルゼパチドはいずれの投与群でも最初の4週間は初回投与量の2.5 mgで週1回投与し、その後割り付けられた用量に到達するまで4週間ごとに2.5 mgずつ漸増した。用量漸増期間は最長20週であった。

体重管理のための低カロリー食及び運動量の増加を併せて実施した。


1)チルゼパチドの承認されている効能又は効果である「肥満症」は、高血圧、脂質異常症又は耐糖能障害(2型糖尿病、耐糖能異常等)のいずれかを有し、食事療法・運動療法を行っても十分な効果が得られず、以下に該当する場合に限る。

BMI27 kg/m2以上であり、2つ以上の肥満に関連する健康障害を有する

BMI35 kg/m2以上


2)チルゼパチドの承認された「肥満症」の用法及び用量・用法及び用量に関連する注意は以下のとおりです。

6. 用法及び用量(抜粋)

通常、成人には、チルゼパチドとして週12.5 mgから開始し、4週間の間隔で2.5 mgずつ増量し、週110 mgを皮下注射する。

なお、患者の状態に応じて適宜増減するが、週15 mgまで減量、又は4週間以上の間隔で2.5 mgずつ週115 mgまで増量できる。

7. 用法及び用量に関連する注意(抜粋)

7.4 患者の体重減少の程度や本剤に対する忍容性に応じて、週15 mgで治療を継続することも考慮すること。


最終更新日: May 2026

お探しの情報が見つからない場合は、こちら よりお問い合わせください。