以下は適正使用情報として、本邦の承認事項以外の情報が含まれる場合がございます。薬剤使用に際して、ゼップバウンド 製品ページ にある最新の電子添付文書をご確認ください
<効能共通>ゼップバウンド(チルゼパチド)を重症胃不全麻痺等の重度の胃腸障害のある肥満症または中等症以上の閉塞性睡眠時無呼吸症候群患者へ投与する際の注意点は?
重度の胃腸障害のある患者に投与する場合は、胃腸障害の症状が悪化する恐れがあるため、慎重にご使用頂きますようお願いいたします。GPHZ試験(SURMOUNT-J)、GPHK試験(SURMOUNT-1)、GPHL試験(SURMOUNT-2)、GPI1及び GPI2試験(SURMOUNT-OSA)では重度の胃内容排出異常がある患者は除外されていたため、重症胃不全麻痺等の重度の胃腸障害のある患者における有効性及び安全性は確認されておりません。
[解説]
重度の胃腸障害のある患者に投与する場合は、胃腸障害の症状が悪化する恐れがあるため、慎重にご使用頂きますようお願いいたします1)。
GPHZ試験(SURMOUNT-J)、GPHK試験(SURMOUNT-1)、GPHL試験(SURMOUNT-2)、GPI1及びGPI2試験(SURMOUNT-OSA)では重度の胃内容排出異常がある患者は除外されていたため、重症胃不全麻痺等の重度の胃腸障害のある患者における有効性及び安全性は確認されておりません2,3,4,5)。
[引用元]
ゼップバウンド(肥満症)申請資料概要CTD2.7.6.9(承認時評価資料)
A Study of Tirzepatide (LY3298176) in Participants With Obesity or Overweight (SURMOUNT-1).
ClinicalTrials.gov identifier: NCT04184622. Updated July 24, 2025. Accessed May 21, 2026.A Study of Tirzepatide (LY3298176) in Participants With Type 2 Diabetes Who Have Obesity or Are Overweight (SURMOUNT-2)
ClinicalTrials.gov identifier: NCT04657003. Updated April 8, 2024. Accessed May 21, 2026.Malhotra A et al. Tirzepatide for the Treatment of Obstructive Sleep Apnea and Obesity. N Engl J Med. 2024;391:1193-1205.(HMN60107)
ゼップバウンド(肥満症)申請資料概要CTD2.7.6.10(承認時評価資料)
ゼップバウンド(肥満症:耐糖能障害)申請資料概要CTD2.7.6.2(承認時評価資料)
ゼップバウンド(肥満症:耐糖能障害)申請資料概要CTD2.5.4.5.1(承認時評価資料)
ゼップバウンド(肥満症:耐糖能障害)申請資料概要CTD2.5.5.5.1(承認時評価資料)
ゼップバウンド(肥満症:耐糖能障害)申請資料概要CTD2.5.4.2.1(承認時評価資料)
ゼップバウンド(肥満症)申請資料概要CTD2.7.6.11(承認時評価資料)
ゼップバウンド(閉塞性睡眠時無呼吸症候群)申請資料概要CTD2.7.6.2(承認時評価資料)
ゼップバウンド(閉塞性睡眠時無呼吸症候群)申請資料概要CTD2.7.6.3(承認時評価資料)
ゼップバウンド(閉塞性睡眠時無呼吸症候群)申請資料概要CTD2.5.4.5.6.1(承認時評価資料)
ゼップバウンド(閉塞性睡眠時無呼吸症候群)申請資料概要CTD2.5.4.2.2.1(承認時評価資料)
ゼップバウンド(閉塞性睡眠時無呼吸症候群)申請資料概要CTD2.5.4.2.2(承認時評価資料)
ゼップバウンド(閉塞性睡眠時無呼吸症候群)申請資料概要CTD2.5.4.2(承認時評価資料)
[略語]
AHI=無呼吸低呼吸指数
BMI(body mass index)=体格指数
GCP=医薬品の臨床試験の実施の基準
PAP=気道陽圧
GPHZ試験(SURMOUNT-J) 試験概要2)
試験デザイン |
第3相、多施設共同、二重盲検、プラセボ対照、無作為化試験 |
対象注1) |
BMIが27 kg/m2以上で2つ以上の肥満に関連する健康障害*を有する又はBMIが35 kg/m2以上で1つ以上の肥満に関連する健康障害*を有する肥満症患者225例(GCP違反が認められた実施医療機関で無作為割付された42例を除く)。なお、糖尿病患者は除外された。
* 組み入れ基準では、耐糖能異常(空腹時血糖110~125 mg/dL又は75 g経口ブドウ糖負荷試験の血糖2時間値140~199 mg/dL)、脂質異常症(空腹時トリグリセリド150 mg/dL以上)又は非アルコール性脂肪性肝疾患(肝臓脂肪含有率5%以上)とした。 |
方法 |
チルゼパチド10 mg、15 mg又はプラセボを週1回72週間皮下投与した。チルゼパチドはいずれの投与群でも最初の4週間は初回投与量の2.5 mgで週1回投与し、その後割り付けられた用量に到達するまで4週間ごとに2.5 mgずつ漸増した。用量漸増期間は最長20週であった。 体重管理のための低カロリー食及び運動量の増加を併せて実施した。 |
GPHK試験(SURMOUNT-1) 試験概要6-10)
試験デザイン |
第3相、多施設共同、二重盲検、プラセボ対照、無作為化試験 |
対象注1) |
<投与72週時(主要評価時)> BMIが27 kg/m2以上で高血圧、脂質異常症、閉塞性睡眠時無呼吸症候群又は心血管疾患のいずれかを有する治験参加者もしくはBMIが30 kg/m2以上の治験参加者2517例(日本人102例)(GCP違反が認められた実施医療機関で無作為割付された22 例を除く)。なお、糖尿病患者は除外された。
<投与176週時(104週間の追加投与期間)> 無作為割付された2517例の治験参加者のうち、無作為化時に前糖尿病状態*を有する治験参加者1021例(日本人51例)(GCP違反が認められた実施医療機関で無作為割付された11例を除く)。
* 2回のスクリーニング来院にわたり、以下の基準のうち2つ以上に該当した治験参加者を前糖尿病状態に分類した。 ・空腹時血糖値(OGTT時の0分値、又は別途測定した値):100~125 mg/dL ・2時間血糖値(OGTT時の120分値):140~199 mg/dL ・HbA1c:5.7%~6.4% |
方法注2) |
<投与72週時(主要評価時)> チルゼパチド5 mg、10 mg、15 mg又はプラセボを週1回72週間皮下投与した。チルゼパチドはいずれの投与群でも最初の4週間は初回投与量の2.5 mgで週1回投与し、その後割り付けられた用量に到達するまで4週間ごとに2.5 mgずつ漸増した。用量漸増期間は最長20週であった。 体重管理のための低カロリー食及び運動量の増加を併せて実施した。
<投与176週時(104週間の追加投与期間)> 主要評価期間(72週間)の投与を完了した治験参加者は、チルゼパチド5 mg、10 mg、15 mg又はプラセボを週1回、104週間(計176週間)継続皮下投与した。 |
GPHL試験(SURMOUNT-2) 試験概要11)
試験デザイン |
第3相、多施設共同、二重盲検、プラセボ対照、無作為化試験 |
対象注1) |
2型糖尿病を有するBMIが27.0 kg/m2以上の治験参加者912例(日本人41例)(GCP違反が認められた実施医療機関で無作為割付された26例を除く) |
方法 |
チルゼパチド10 mg、15 mg又はプラセボを週1回72週間皮下投与した。チルゼパチドはいずれの投与群でも最初の4週間は初回投与量の2.5 mgで週1回投与し、その後割り付けられた用量に到達するまで4週間ごとに2.5 mgずつ漸増した。用量漸増期間は最長20週であった。 体重管理のための低カロリー食及び運動量の増加を併せて実施した。 |
GPI1及びGPI2試験(SURMOUNT-OSA) 試験概要5,12-17)
試験デザイン |
第3相、多施設共同、無作為化、プラセボ対照、二重盲検、並行群間試験 |
対象 |
各試験はともに、BMIが30.0 kg/m2以上(日本人は27.0 kg/m2以上)で、ポリソムノグラフィーによるAHIが15回/h以上の中等症以上の閉塞性睡眠時無呼吸症候群患者[GPI1試験:234例(日本人7例)、GPI2試験:235例(日本人13例)]
・GPI1試験:PAP療法を望まない又は使用できない患者を対象 ・GPI2試験:スクリーニング前に少なくとも3ヵ月連続してPAP療法を実施中であり、試験期間中にPAP療法を継続する予定の患者を対象 |
方法 |
MTDとしてチルゼパチド10 mg、15 mg又はプラセボを週1回、52週間皮下投与した。チルゼパチドは、最初の4週間は初回投与量の2.5 mgで週1回投与し、その後MTDに到達するまで4週間ごとに2.5 mgずつ漸増した。用量漸増期間は最長20週であった。 12.5 mg又は15 mgの用量に忍容できなかった場合、試験の残りの期間の用量は最低維持用量である10 mgとし、最低維持用量を忍容できなかった場合は、チルゼパチドの投与を中止した。 食事のカロリー制限及び身体活動の増加を併せて実施した。 |
注1)チルゼパチドの承認された効能又は効果である「肥満症」は、高血圧、脂質異常症又は耐糖能障害(2型糖尿病、耐糖能異常等)のいずれかを有し、食事療法・運動療法を行っても十分な効果が得られず、以下に該当する場合に限る。
・BMIが27 kg/m2以上であり、2つ以上の肥満に関連する健康障害を有する
・BMIが35 kg/m2以上
注2)チルゼパチドの承認された「肥満症」の用法及び用量・用法及び用量に関連する注意は以下のとおりです。
6. 用法及び用量(抜粋)
通常、成人には、チルゼパチドとして週1回2.5 mgから開始し、4週間の間隔で2.5 mgずつ増量し、週1回10 mgを皮下注射する。
なお、患者の状態に応じて適宜増減するが、週1回5 mgまで減量、又は4週間以上の間隔で2.5 mgずつ週1回15 mgまで増量できる。
7. 用法及び用量に関連する注意(抜粋)
7.4 患者の体重減少の程度や本剤に対する忍容性に応じて、週1回5 mgで治療を継続することも考慮すること。
最終更新日: May 2026
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