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<効能共通>ゼップバウンド(チルゼパチド)の重要な基本的注意は?


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チルゼパチドの重要な基本的注意は、以下のとおりです。

[解説]

電子添文における、チルゼパチドの重要な基本的注意は、以下のとおりです1


8. 重要な基本的注意


〈効能共通〉

8.1 本剤投与中は食事療法・運動療法を継続すること。


8.2 本剤は持続性製剤であり、本剤中止後も効果が持続する可能性があるため、血糖値の変動や副作用予防、副作用発現時の処置について十分留意すること。


8.3 急性膵炎が発現することがあるので、急性膵炎の初期症状(嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛等があらわれた場合は、使用を中止し、速やかに医師の診断を受けるよう指導すること。


8.4 胃腸障害が発現した場合、急性膵炎の可能性を考慮し、必要に応じて画像検査等による原因精査を考慮するなど、慎重に対応すること。


8.5 下痢、嘔吐から脱水を続発し、急性腎障害に至るおそれがあるので、患者の状態に注意すること。


8.6 本剤投与中は、甲状腺関連の症候の有無を確認し、異常が認められた場合には、専門医を受診するよう指導すること。


8.7 胆石症、胆嚢炎、胆管炎又は胆汁うっ滞性黄疸が発現するおそれがあるので、腹痛等の腹部症状がみられた場合には、必要に応じて画像検査等による原因精査を考慮するなど、適切に対応すること。


8.8 血圧低下がみられた場合には患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。


8.9 本剤の自己注射にあたっては、患者に十分な教育訓練を実施した後、患者自ら確実に投与できることを確認した上で、医師の管理指導のもと実施すること。また、器具の安全な廃棄方法について指導を徹底すること。添付されている取扱説明書を必ず読むよう指導すること。


8.10 本剤は血糖降下作用を有するが、インスリンの代替薬ではない。2型糖尿病を有する患者に対する本剤の投与に際しては、患者のインスリン依存状態を確認し、投与の可否を判断すること。インスリン依存状態の患者で、インスリンからGLP-1受容体作動薬に切り替え、急激な高血糖及び糖尿病性ケトアシドーシスが発現した症例が報告されている。


8.11 本剤の使用にあたっては、患者に対し、低血糖症状及びその対処方法について十分説明すること。


8.12 低血糖を起こすことがあるので、高所作業、自動車の運転等に従事している患者に投与するときは注意すること。


8.13 急激な血糖コントロールの改善に伴い、糖尿病網膜症の顕在化又は増悪があらわれることがあるので、注意すること。


8.14 本剤はチルゼパチドを含有しているため、マンジャロ等他のチルゼパチド含有製剤あるいはその他のGLP-1受容体作動薬等のGLP-1受容体に対するアゴニスト作用を有する薬剤と併用しないこと。


8.15 本剤とDPP-4阻害剤はいずれもGLP-1受容体及びGIP受容体を介した血糖降下作用を有している。2型糖尿病を有する患者において両剤を併用した際の臨床試験成績はなく、有効性及び安全性は確認されていない。


〈肥満症〉

8.16 定期的に体重、血糖、血圧、脂質等を確認し、本剤を34ヵ月間投与しても改善傾向が認められない場合には、本剤の投与を中止すること。本剤を34ヵ月間投与して改善傾向が認められた場合、その後も定期的に体重、血糖、血圧、脂質等を確認して患者の状態を十分に観察し、効果が不十分な場合には本剤の投与中止を検討すること。


〈中等症以上の閉塞性睡眠時無呼吸症候群〉

8.17 患者の状態に応じて、持続陽圧呼吸(CPAP)療法等の他の気道閉塞に対する治療の併用の要否を検討し、適切な治療法を選択すること。


8.18 AHI等の指標により睡眠中の呼吸障害の程度を定期的に評価し、本剤投与により体重減少作用が認められても、睡眠中の呼吸障害の改善が認められない場合は漫然と投与せず、投与を中止すること。



[引用元]

  1. ゼップバウンド 電子添文



[略語]

GLP-1=グルカゴン様ペプチド-1

DPP-4=ジペプチジルペプチダーゼ-4

GIP=グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド

AHI=無呼吸低呼吸指数

最終更新日: May 2026

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