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以下は適正使用情報として、本邦の承認事項以外の情報が含まれる場合がございます。薬剤使用に際して、イムルリオ 製品ページ にある最新の電子添付文書をご確認ください

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イムルリオ(イムルネストラント)は肝機能障害患者に投与できるか?


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軽度の肝機能障害患者(Child-Pugh分類A)には、用量を調節する必要はありません。 中等度又は重度の肝機能障害患者(Child-Pugh分類B又はC)では、イムルネストラントの1回用量を200 mgに減量してください。 薬物動態試験において、中等度又は重度の肝機能障害を有する被験者では、正常な肝機能を有する被験者と比較して、曝露量(AUC)の増加が認められています。 中等度又は重度の肝機能障害のある患者に投与する際は、患者の状態をより慎重に観察し、副作用の発現に十分注意してください。

[解説]

軽度の肝機能障害患者(Child-Pugh分類A)には、用量を調節する必要はありません。中等度又は重度の肝機能障害患者(Child-Pugh分類B又はC)では、イムルネストラントの1回用量を200 mgに減量するとともに、患者の状態をより慎重に観察し、副作用の発現に十分注意してください。イムルネストラントの血中濃度が上昇し、副作用が強くあらわれるおそれがあります1

肝機能がイムルネストラントの薬物動態に及ぼす影響を検討した海外第I相試験(JZLG試験)の結果は以下のとおりです。


海外第I相試験(JZLG試験)(外国人データ)≫2

肝機能が正常な被験者9例、軽度肝機能障害を有する被験者6例(Child Pugh分類A)、及び中等度肝機能障害を有する被験者6例(Child Pugh分類B)にイムルネストラント400 mg、重度肝機能障害を有する被験者6例(Child Pugh分類C)にイムルネストラント200 mg※1を空腹時に単回経口投与したとき、肝機能がイムルネストラントの薬物動態に及ぼす影響を検討しました2,3

軽度及び中等度の肝機能障害を有する被験者の、肝機能が正常な被験者に対するAUC0-tlastAUCinf、及びCmaxの最小二乗幾何平均値の比は、軽度肝機能障害を有する被験者で1.231.23、及び1.29、中等度肝機能障害を有する被験者で2.202.22、及び1.51でした。重度肝機能障害を有する被験者の、肝機能が正常な被験者に対する投与量補正したAUC0-tlastAUCinf、及びCmaxの最小二乗幾何平均値の比は、2.913.06、及び1.62でした。


1:中等度肝機能障害を有する被験者で曝露量が2倍超に増加したため、重度肝機能障害を有する被験者ではイムルネストラントの用量を200 mgに減量した。

2:イムルネストラントの承認された効能又は効果は「内分泌療法後に増悪したESR1遺伝子変異を有するホルモン受容体陽性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳癌」である1

3:イムルネストラントの承認された用法及び用量は「通常、成人にはイムルネストラントとして11400 mgを空腹時に経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。」である1


1)肝機能正常、又は軽度、中等度もしくは重度肝機能障害を有する妊娠する可能性がない女性にイムルネストラントを単回投与したときのイムルネストラントの薬物動態パラメータの比較(JZLG試験)3


肝機能
障害

例数

最小二乗
幾何平均値

最小二乗幾何平均値の比

肝機能障害/正常

90%信頼区間)

AUC0-tlast

nghr/mL

正常

9

1970


軽度

6

2410

1.230.8221.83

中等度

6

4320

2.201.473.29

AUCinf

nghr/mL

正常

9

2010


軽度

6

2470

1.230.8261.84

中等度

6

4460

2.221.493.32

Cmax

ng/mL

正常

9

57.9


軽度

6

74.8

1.290.8242.02

中等度

6

87.6

1.510.9652.37

投与量補正したAUC0-tlast

nghr/mL/mg

正常

9

4.89


重度

6

14.2

2.911.804.70

投与量補正したAUCinf

nghr/mL/mg

正常

9

5.00


重度

6

15.3

3.061.904.91

投与量補正したCmax

ng/mL/mg

正常

9

0.144


重度

6

0.233

1.620.9702.70



[引用元]

  1. イムルリオ電子添文

  2. イムルリオ申請資料概要CTD2.7.2.2.2.3.1(承認時評価資料)

  3. イムルリオ申請資料概要CTD2.7.6.4.2.2(承認時評価資料)



[略語]

AUC=血漿中濃度‐時間曲線下面積

AUC0-tlast=0時間から最終定量可能時点(t)までの血漿中濃度時間曲線下面積

AUCinf=0時間から無限時間まで外挿した血漿中濃度時間曲線下面積

Cmax=最高血漿中濃度


最終更新日: December 2025

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