以下は適正使用情報として、本邦の承認事項以外の情報が含まれる場合がございます。薬剤使用に際して、イムルリオ 製品ページ にある最新の電子添付文書をご確認ください
イムルリオ(イムルネストラント)のEMBER-3試験における下痢の有害事象の発現割合は?
アロマターゼ阻害剤を含む内分泌療法歴のある、ER+かつHER2-の局所進行又は遠隔転移を有する 乳癌患者を対象とした国際共同第III相試験[JZLC試験(EMBER-3試験)]の安全性解析対象集団において、下痢の有害事象発現割合は、イムルネストラント単独投与群で70/327例(21.4%)、治験担当医師が選択した治療群(フルベストラント又はエキセメスタン)で38/324例(11.7%)でした。
[解説]
注意:イムルネストラントの電子添文では「副作用」の集計結果を記載していますが、以下の解説(臨床試験での発現状況)においては、「有害事象」の集計結果を紹介します。「有害事象」は試験期間中に生じたすべての好ましくない又は意図しない疾病・徴候を意味し、かぜや外傷等も含みます。有害事象のうち治験薬との因果関係が否定できないものが「副作用」と定義されます。
アロマターゼ阻害剤を含む内分泌療法歴のある、ER+かつHER2-の局所進行又は遠隔転移を有する乳癌患者を対象※1とした国際共同第III相試験[JZLC試験(EMBER-3試験)]の安全性解析対象集団※2において、下痢の有害事象発現割合は、イムルネストラント単独投与群(投与群A)※3で70/327例(21.4%)、治験担当医師が選択した治療群(フルベストラント又はエキセメスタン)(投与群B)※3で38/324例(11.7%)でした1)。
表1)下痢の有害事象発現割合(EMBER-3試験)(安全性解析対象集団)1)
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イムルネストラント単独投与群 N=327 |
フルベストラント又は N=324 |
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全グレード |
70(21.4) |
38(11.7) |
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グレード3以上 |
1(0.3) |
0 |
MedDRA Version 27.0 例数(%)
下痢は投与群Aで2番目に多く見られた有害事象であり、発現割合は投与群Aで投与群Bと比較して高くなりました。投与群Aで認められた下痢はグレード1が60例(18.3%)、グレード2が9例(2.8%)、グレード3が1例(0.3%)でした。重篤な下痢の有害事象は投与群A、投与群Bいずれも認められませんでした。
投与群Aで認められた下痢の多くは初回投与後1ヵ月以内に発現し(36例、11%)、初回発現までの期間の中央値は30日(範囲:1~652日)でした。投与群A、投与群Bいずれも投与中止又は減量に至った下痢は認められませんでした。休薬に至った下痢は、投与群Aの2例(0.6%)に認められました1,2)。
※1:イムルネストラントの承認された効能又は効果は「内分泌療法後に増悪したESR1遺伝子変異を有するホルモン受容体陽性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳癌」である3)。
※2:無作為割り付けされ、治験薬の投与を受けたすべての被験者。実際の投与に従って被験者を解析した4)。
※3:治験薬の用法及び用量は以下のとおり。なお、男性及び閉経前の女性に対しては、LH-RHアゴニストの使用下で投与した3)。
投与群A:イムルネストラント400 mgを1日1回経口投与。
投与群B:治験担当医師が選択した治療。1サイクルを28日間として、フルベストラント500 mgを第1サイクルの1及び15日目、第2サイクル以降は1日目に筋肉内投与、又はエキセメスタン25 mgを1日1回経口投与。
なお、エキセメスタンには、国内承認外の症例が含まれる。エキセメスタンの効能又は効果は「閉経後乳癌」である。最新の電子添文を参照。
[引用元]
イムルリオ申請資料概要CTD2.7.6.8.2.6.1(承認時評価資料)
イムルリオ申請資料概要CTD2.7.4.2.1.6.4.1(承認時評価資料)
イムルリオ申請資料概要CTD2.7.6.8.1(承認時評価資料)
[略語]
ER+=エストロゲン受容体陽性
ESR1=エストロゲン受容体1
HER2-=ヒト上皮細胞増殖因子受容体2陰性
LH-RH=黄体形成ホルモン放出ホルモン
最終更新日: December 2025
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