以下は適正使用情報として、本邦の承認事項以外の情報が含まれる場合がございます。薬剤使用に際して、イムルリオ 製品ページ にある最新の電子添付文書をご確認ください
イムルリオ(イムルネストラント)のEMBER-3試験において、治験薬の投与中止に至った有害事象の発現割合は?
アロマターゼ阻害剤を含む内分泌療法歴のある、ER+かつHER2-の局所進行又は遠隔転移を有する 乳癌患者を対象とした国際共同第III相試験[JZLC試験(EMBER-3試験)]の安全性解析対象集団において、治験薬の投与中止に至った有害事象の発現割合は、イムルネストラント単独投与群で14/327例(4.3%)、治験担当医師が選択した治療群(フルベストラント又はエキセメスタン)で4/324例(1.2%)でした。
[解説]
注意:イムルネストラントの電子添文では「副作用」の集計結果を記載していますが、以下の解説(臨床試験での発現状況)においては、「有害事象」の集計結果を紹介します。「有害事象」は試験期間中に生じたすべての好ましくない又は意図しない疾病・徴候を意味し、かぜや外傷等も含みます。有害事象のうち治験薬との因果関係が否定できないものが「副作用」と定義されます。
アロマターゼ阻害剤を含む内分泌療法歴のある、ER+かつHER2-の局所進行又は遠隔転移を有する乳癌患者を対象※1とした国際共同第III相試験[JZLC試験(EMBER-3試験)]の安全性解析対象集団※2において、治験薬の投与中止に至った有害事象の発現割合は、イムルネストラント単独投与群(投与群A)※3で14/327例(4.3%)、治験担当医師が選択した治療群(フルベストラント又はエキセメスタン)(投与群B)※3で4/324例(1.2%)でした1)。
表1)治験薬の投与中止に至った有害事象(EMBER-3試験)(安全性解析対象集団)2)
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イムルネストラント N=327 |
フルベストラント又は N=324 |
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治験薬の投与中止に至った有害事象 |
14(4.3) |
4(1.2) |
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治験の中止から30日以内の有害事象による死亡 |
0 |
2(0.6) |
例数(%)
2例以上に発現した治験薬の投与中止に至った有害事象は、投与群AではALT増加3例(0.9%)、投与群Bでは心停止2例(0.6%)でした。イムルネストラント投与中止に至ったALT増加の3件はすべて、治験担当医師により治験薬との因果関係は否定できないと判断されました1)。
※1:イムルネストラントの承認された効能又は効果は「内分泌療法後に増悪したESR1遺伝子変異を有するホルモン受容体陽性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳癌」である3)。
※2:無作為割り付けされ、治験薬の投与を受けたすべての被験者。実際の投与に従って被験者を解析した4)。
※3:治験薬の用法及び用量は以下のとおり。なお、男性及び閉経前の女性に対しては、LH-RHアゴニストの使用下で投与した3)。
投与群A:イムルネストラント400 mgを1日1回経口投与。
投与群B:治験担当医師が選択した治療。1サイクルを28日間として、フルベストラント500 mgを第1サイクルの1及び15日目、第2サイクル以降は1日目に筋肉内投与、又はエキセメスタン25 mgを1日1回経口投与。
なお、エキセメスタンには、国内承認外の症例が含まれる。エキセメスタンの効能又は効果は「閉経後乳癌」である。最新の電子添文を参照。
[引用元]
イムルリオ申請資料概要CTD2.5.5.4.4(承認時評価資料)
イムルリオ申請資料概要CTD2.7.4.2.1.1(承認時評価資料)
イムルリオ申請資料概要CTD2.7.6.8.1(承認時評価資料)
[略語]
ALT=アラニンアミノトランスフェラーゼ
ER+=エストロゲン受容体陽性
ESR1=エストロゲン受容体1
HER2-=ヒト上皮細胞増殖因子受容体2陰性
LH-RH=黄体形成ホルモン放出ホルモン
最終更新日: December 2025
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