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<閉塞性睡眠時無呼吸症候群>ゼップバウンド(チルゼパチド)の閉塞性睡眠時無呼吸症候群への有効性はCPAP併用有無で異なるのか?
PAP療法を望まない又は使用できない患者を対象としたGPI1試験(SURMOUNT-OSA)、試験期間中にPAP療法を継続する予定の患者を対象としたGPI2試験(SURMOUNT-OSA)のいずれも、主要評価項目であるベースラインから投与52週時までのAHIの変化量は、チルゼパチドMTD群でプラセボ群に対する優越性が検証されました(いずれもp<0.001、ANCOVA、第1種の過誤の確率を制御した項目)。
[解説]
BMIが30 kg/m2以上(日本人はBMI 27 kg/m2以上)で、AHIが15回/h以上の中等症以上の閉塞性睡眠時無呼吸症候群患者を対象に、チルゼパチド投与とプラセボ投与を比較した国際共同第3相試験[GPI1及びGPI2試験(SURMOUNT-OSA)]において、主要評価項目であるベースラインから投与52週時までのAHIの変化量は、PAP療法を望まない又は使用できない患者を対象としたGPI1試験、試験期間中にPAP療法を継続する予定の患者を対象としたGPI2試験のいずれも、チルゼパチドMTD群でプラセボ群に対する優越性が検証されました(いずれもp<0.001、ANCOVA、第1種の過誤の確率を制御した項目)1,2)。
表1)投与52週時点のAHIのベースラインからの変化量(無作為割付集団)[GPI1及びGPI2試験(SURMOUNT-OSA)]1,2)
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GPI1試験 |
GPI2試験 |
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チルゼパチドMTD (N=114) |
プラセボ (N=120) |
チルゼパチドMTD (N=120) |
プラセボ (N=115) |
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Treatment-Regimen Estimand |
||||
ベースラインのAHI |
52.9 ± 30.5 |
50.1 ± 31.5 |
46.1 ± 22.4 |
53.1 ± 30.2 |
ベースラインからの変化量(件/時) (95%信頼区間) |
-25.3 (-29.3, -21.2) |
-5.3 (-9.4, -1.1) |
-29.3 (-33.2, -25.4) |
-5.5 (-9.9, -1.2) |
投与52週時点のプラセボ群との群間差 (95%信頼区間) |
-20.0*** (-25.8, -14.2) |
-23.8*** (-29.6, -17.9) |
||
ベースラインについては平均値±標準偏差、変化量については最小二乗平均値
投与52週時に欠測値の多重代入を用いたANCOVA(投与群、地域、性別を固定効果、ベースラインのAHIを共変量とした)
*** p<0.001 vsプラセボ群(第1種の過誤の確率を制御した項目)
[引用元]
Malhotra A et al. Tirzepatide for the Treatment of Obstructive Sleep Apnea and Obesity. N Engl J Med. 2024;391:1193-1205.(HMN60107)
ゼップバウンド(閉塞性睡眠時無呼吸症候群)申請資料概要CTD2.5.4.5.3(承認時評価資料)
ゼップバウンド(閉塞性睡眠時無呼吸症候群)申請資料概要CTD2.7.6.2(承認時評価資料)
ゼップバウンド(閉塞性睡眠時無呼吸症候群)申請資料概要CTD2.7.6.3(承認時評価資料)
ゼップバウンド(閉塞性睡眠時無呼吸症候群)申請資料概要CTD2.5.4.5.6.1(承認時評価資料)
ゼップバウンド(閉塞性睡眠時無呼吸症候群)申請資料概要CTD2.5.4.2.2.1(承認時評価資料)
ゼップバウンド(閉塞性睡眠時無呼吸症候群)申請資料概要CTD2.5.4.2.2(承認時評価資料)
ゼップバウンド(閉塞性睡眠時無呼吸症候群)申請資料概要CTD2.5.4.2(承認時評価資料)
[略語]
AHI=無呼吸低呼吸指数
BMI(Body mass index)=体格指数
CPAP=持続気道陽圧あるいは持続的気道陽圧
mITT=modified intent-to-treat
MTD=最大耐用量
PAP=気道陽圧
GPI1及びGPI2試験(SURMOUNT-OSA) 試験概要1,3-8)
試験デザイン |
第3相、多施設共同、無作為化、プラセボ対照、二重盲検、並行群間試験 |
対象 |
各試験はともに、BMIが30 kg/m2以上(日本人はBMI 27 kg/m2以上)で、ポリソムノグラフィーによるAHIが15回/h以上の中等症以上の閉塞性睡眠時無呼吸症候群患者[GPI1試験:234例(日本人7例)、GPI2試験:235例(日本人13例)]
・GPI1試験:PAP療法を望まない又は使用できない患者を対象 ・GPI2試験:スクリーニング前に少なくとも3ヵ月連続してPAP療法を実施中であり、試験期間中にPAP療法を継続する予定の患者を対象 |
方法 |
MTDとしてチルゼパチド10 mg、15 mg又はプラセボを週1回、52週間皮下投与した。チルゼパチドは、最初の4週間は初回投与量の2.5 mgで週1回投与し、その後MTDに到達するまで4週間ごとに2.5 mgずつ漸増した。用量漸増期間は最長20週であった。 12.5 mg又は15 mgの用量に忍容できなかった場合、試験の残りの期間の用量は最低維持用量である10 mgとし、最低維持用量を忍容できなかった場合は、チルゼパチドの投与を中止した。 食事のカロリー制限及び身体活動の増加を併せて実施した。 |
最終更新日: May 2026
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