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以下は適正使用情報として、本邦の承認事項以外の情報が含まれる場合がございます。薬剤使用に際して、トルリシティ 製品ページ にある最新の電子添付文書をご確認ください

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高齢者(65歳以上)にトルリシティ(デュラグルチド)を投与した場合の有効性及び安全性は?


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国内第Ⅲ相比較試験における年齢による部分集団解析及び特定使用成績調査における有効性及び安全性は以下のとおりです。

[解説]

本試験には、一部国内承認外の用法及び用量を含む成績が含まれていますが、承認時評価資料のため紹介します。

0.75 mg製剤承認時の国内第Ⅲ相比較試験(GBDY試験)における年齢による部分集団解析】1)

0.75 mg製剤承認時の国内第Ⅲ相臨床試験(GBDY試験)における、ベースラインの年齢別(65歳未満、65歳以上)に投与26週時における有効性(ベースラインからのHbA1cおよび体重の変化量)及び安全性(有害事象および低血糖の発現割合)について検討しました。

<有効性>

ベースラインからのHbA1cの変化量はいずれの年齢群でも26時点でインスリングラルギン群と比較してデュラグルチド群で有意に低下しました(いずれの群間比較もp<0.001)。


ベースラインからの体重の変化量はいずれの年齢群でも26時点でインスリングラルギン群と比較してデュラグルチド群で有意に低下しました(65歳未満群でp0.00165歳以上群でp0.05)(参考情報)。


<安全性>

有害事象の発現状況は以下の通り(表3, 4)でした。


低血糖の発現状況は表5のとおりでした。

【特定使用成績調査の結果 】2)

日本国内2型糖尿病患者を対象としたデュラグルチドの特定使用成績調査では年齢を65歳未満、65歳以上75歳未満および75歳以上に分け、各区分について解析を行いました。

<有効性>

ベースラインからのHbA1cの変化量はいずれの年齢群でも36ヵ月時点で有意に低下しました

p<0.001)。

ベースラインからの体重の変化量はいずれの年齢群でも36ヵ月時点で有意に低下しました

p<0.001)(参考情報)。


6. HbA1cの変化量

HbA1c(%)

65歳未満

N=1390

65歳以上

75歳未満

N=773

75歳以上

N=611

ベースライン

8.5

8.3

8.6

ベースラインからの平均変化量a,b)

-0.69±1.7

-0.70±1.60

-1.01±1.75

a)平均値±標準偏差

b)LOCF*


7. 体重の変化量(参考情報)

体重(kg

65歳未満

N=1328

65歳以上

75歳未満

N=727

75歳以上

N=565

ベースライン

79.8

66.2

59.7

ベースラインからの平均変化量a,b)

-1.4±5.0

-1.5±4.7

-2.3±4.6

a)平均値±標準偏差

b)LOCF*


副作用の発現状況は以下の通り(表8, 9)でした。

死亡に至った症例は全症例のうち1.53%48例)報告されました。そのうち因果関係が否定されなかった症例は7例で、死因は肺がんと急性心筋梗塞が各1例、原因不明が5例でした。

8. 副作用の発現割合


65歳未満

65歳以上

75歳未満

75歳以上

副作用(%)

5.9291例)

7.83(68)

9.88(72)

重篤な副作用(%)

0.72(11)

1.38(12)

1.65(12)

発現割合(例数)

9. いずれかの年齢群で発現割合が0.5%以上の副作用

副作用(%)

65歳未満

65歳以上

75歳未満

75歳以上

悪心

1.5023例)

1.73(15)

1.92(14)

嘔吐

0.52(8)

0.35(3)

0.82(6)

便秘

0.39(6)

0.46(4)

0.69(5)

下痢

0.26(4)

0.46(4)

0.69(5)

腹部不快感

0.07(1)

0.69(6)

0.14(1)

発現割合(例数)


重篤な副作用の発現割合は表10の通りでした。

なお、重篤な副作用の発現割合についてはSOC(器官別大分類)のみの記載であるため、SOCで記載しております。

10 重篤な副作用の発現割合

副作用

発現割合(例数)


心臓障害

0.3210例)

胃腸障害

0.196例)

一般・全身障害および

投与部位の状態

0.196例)

代謝および栄養障害

0.134例)

良性、悪性および詳細不明の新生物

(嚢胞およびポリープを含む)

0.103例)

呼吸器、胸郭および

縦隔障害

0.062例)

肝胆道系障害

0.062例)

神経系障害

0.031例)

皮膚および皮下組織障害

0.031例)

感染症および寄生虫症

0.031例)

眼障害

0.031例)

腎および尿路障害

0.031例)

血液およびリンパ系障害

0.031例)



1.5 mg製剤承認時の国内第Ⅲ相比較試験(GBGQ試験)における年齢による部分集団解析】

1.5 mg製剤承認時の国内第Ⅲ相臨床試験(GBGQ試験)における、ベースラインの年齢別(65歳未満、65歳以上)に投与26週時及び投与52週時における有効性(ベースラインからのHbA1cの変化量)及び安全性(悪心、下痢、レベル1の低血糖の発現割合、脈拍数のベースラインからの変化量)について検討し、両側有意水準を0.05とした投与群-部分集団の交互作用検定を行いました(連続値はMMRM、離散値はロジスティック回帰)35)

共変量:投与群+HbA1c のベースライン値(層別因子)+治験開始前の経口血糖降下薬の種類(層別因子)+年齢(65歳未満、65歳以上)+年齢(65歳未満、65歳以上)×投与

<有効性>

ベースラインからのHbA1cの変化量(投与26週時及び投与52週時点)はいずれの年齢群でも投与群との交互作用は認められませんでした3)


11. HbA1cの変化量5)

HbA1c(%)

65歳未満

0.75 mg

N=117

65歳未満

1.5 mg

N=246

65歳以上

0.75 mg

N=78

65歳以上

1.5 mg

N=145

26週時点

56週時点

26週時点

56週時点

26週時点

56週時点

26週時点

56週時点

ベースラインからの平均変化量

-1.22

-1.11

-1.56

-1.49

-1.28

-1.30

-1.49

-1.51



<安全性>

投与26週時及び投与52週時の悪心、下痢、及びレベル1の低血糖(血糖値54 mg/dL以上70 mg/dL未満)の発現割合、及び脈拍数のベースラインからの変化量は、投与群との交互作用が認められませんでした4)


また、一般に高齢者では生理機能が低下していると考えられますので、デュラグルチドを高齢の患者さんに投与する場合には、患者さんの状態を観察しながら慎重に投与頂きますようお願いいたします6)


[引用元]

1. 浜野久美子. デュラグルチドの無作為化第皿相比較試験 における年齢による部分集団解析. PROGRESS IN MEDICINE 2022; 42(3):293-300(HMN30742)

2. Chin R, Nagaoka S, Nakasawa H, Tanaka Y, Inagaki N. Safety and effectiveness of dulaglutide 0.75 mg in Japanese patients with type 2 diabetes in real-world clinical pratice: 36 month post-marketing observational study. 2022, November 12, Online ahead of printHMN30785

3. トルリシティ1.5 mg申請資料概要CTD2.7.3.3.3(承認時評価資料)

4. トルリシティ1.5 mg申請資料概要CTD2.7.4.5.1(承認時評価資料)

5. Morioka T, et al.: A randomized, double-blind trial assessing the efficacy and safety of two doses of dulaglutide in Japanese participants with type 2 diabetes (AWARD-JPN). Diabetes Obes Metab 2024, May 7, Online ahead of printHMN30805

6. トルリシティ 電子添文

最終更新日: July 2024

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