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トルリシティ ® (デュラグルチド(遺伝子組換え))
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トルリシティ(デュラグルチド)投与による下痢の発現機序は?
一般に、GLP-1による胃内容排出の遅延及び消化管運動の低下といった既知の作用が胃腸障害を引き起こしていると考えられています。
[解説]
一般に、GLP-1による胃内容排出の遅延及び消化管運動の低下といった既知の作用が胃腸障害を引き起こしていると考えられています1)。
また、消化管運動に関わる下痢は運動亢進の場合と運動低下の場合に分けられます。後者では、腸運動低下により腸内容が停滞し、細菌が異常増殖することで、胆汁酸の脱抱合によるミセル形成障害を来たし、脂肪吸収が阻害されて下痢を生じると考えられています2)。
[引用元]
Baggio, L. L. et al.: International Textbook of Diabetes Mellitus, 191-223, 2004(HMN18888)
黒川 清 他: 内科学 第2版, 839-844, 2003(HMN30444)
最終更新日: March 2023
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