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トルリシティ(デュラグルチド)とスルホニルウレア剤を併用する場合、スルホニルウレア剤の用量はどの程度減量したらいいか?
日本糖尿病学会からのインクレチン関連薬の安全な使用に関するRecommendation 第2版(2024年5月18日)において、スルホニルウレア剤(SU薬)とインクレチン関連薬の併用について注意喚起がされており、GLP-1受容体作動薬をSU薬に追加した場合、DPP-4阻害薬をSU薬に追加した場合と比べて重症低血糖にいたる症例は多くないものの、DPP-4阻害薬に準じて慎重な観察が推奨されております。
[解説]
日本糖尿病学会からのインクレチン関連薬の安全な使用に関するRecommendation 第2版(2024年5月18日)において、スルホニルウレア剤(SU薬)とインクレチン関連薬の併用について注意喚起がされており、GLP-1受容体作動薬をSU薬に追加した場合、DPP-4阻害薬をSU薬に追加した場合と比べて重症低血糖にいたる症例は多くないものの、DPP-4阻害薬に準じて慎重な観察が推奨されております。
参考:
Recommendationには以下のように記載されております1)。
DPP-4阻害薬をSU薬に追加する際、高齢者、腎機能低下者(軽度腎機能低下者を含む)、あるいは両者が併存する場合にはSU薬を減量することを必須としている。
具体的には
・グリベンクラミド1.25 mg/日を超えて使用している場合は1.25 mg/日以下
・グリクラジド40 mg/日を超えて使用している場合は40 mg/日以下
・グリメピリド2 mg/日を超えて使用している場合は2 mg/日以下
に減量した上でDPP-4阻害薬を開始する。
目標とするHbA1cを達成できない場合には必要に応じてSU薬を増量し、低血糖の発現がみられればSU薬をさらに減量する。また、SU薬がもともと上記の量以下、かつ目標とするHbA1cを達成できていない場合にはSU薬を減量することなくDPP-4阻害薬を追加し、血糖改善に伴い必要に応じてSU薬を減量する。
GLP-1受容体作動薬をSU薬に追加した場合、DPP-4阻害薬に比して、重症低血糖にいたる症例は多くないが、DPP-4阻害薬に準じて、慎重な観察が推奨される。
なお、デュラグルチドと各種経口血糖降下薬、インスリン製剤等の糖尿病用薬との併用は、血糖降下作用を増強させる可能性があることから、併用注意と設定されております2)。
[引用元]
日本糖尿病学会, 薬剤の安全使用に関する委員会: インクレチン関連薬の安全な使用に関するRecommendation 第2版(2024年5月18日)
最終更新日: January 2026
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