ヒューマログ ® (インスリン リスプロ(遺伝子組換え))
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ヒューマログ(インスリンリスプロ)は母乳へ移行するか?授乳中の患者さんに投与してもいいか?
一般にヒトインスリンは母乳中に移行します。 しかしながら、インスリンは経口では吸収されないため、母乳での育児は可能です。
[解説]
一般にヒトインスリンは母乳中に移行します1)~5)。
しかしながら、インスリンは経口では吸収されないため、母乳での育児は可能です6)。
参考:
日本糖尿病学会の糖尿病診療ガイドライン2024には、以下の記載があります7)。
・糖尿病合併妊娠で妊娠前からインスリン療法を行っていた女性では、インスリン抵抗性は産後すぐに劇的に低下することから、産後数日間は妊娠前の必要量のおよそ半分に減らし、その後インスリン必要量を評価し調整を行う。低血糖症状に注意する。
・授乳中は血糖が下がりやすいため、補食やインスリン量の調整を心がける。
[引用元]
ヒューマログ注カート/ミリオペン/ミリオペンHD電子添文
ヒューマログ注100単位/mL電子添文
ヒューマログミックス25注カート/ミリオペン電子添文
ヒューマログミックス50注カート/ミリオペン電子添文
Jovanovic-Peterson, L. et al.: J Am Coll Nutr, 8(2): 125-131, 1989(GLY30061)
浜田 悌三: 糖尿病妊婦治療のてびき 第2版, 86-88, 1996(GLY30117)
日本糖尿病学会: 糖尿病診療ガイドライン2024, 377
最終更新日: April 2025
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