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ヒューマリン ® (インスリン ヒト(遺伝子組換え))
以下は適正使用情報として、本邦における承認事項(用法・用量、適応、剤形など)以外の情報が含まれる場合がございます。薬剤の使用に際しては、製品情報ページにある最新の電子化された添付文書をご確認ください。
腎障害、透析患者さんへヒューマリン(インスリン ヒト)を投与することはできるか?
重篤な腎機能障害患者さんに対するインスリン ヒトの投与は、低血糖を起こしやすいため、慎重に投与して下さい。 重篤な腎機能障害のある患者さんでは、用量の設定を慎重に行ってください。
[解説]
腎障害、透析患者さんへのインスリン ヒトの投与について、軽度の腎機能障害(GFR>40 mL/min)では、腎臓のインスリンクリアランスに変化を認めませんが、GFRが15~20 mL/min以下になるとインスリンクリアランスが低下、インスリンの血中半減期は延長することが知られています1)。
ただし、具体的にどのくらい作用時間が延長するかなどは、患者さんにより異なるため、血糖値を測定しながら用量の適宜調整が必要ですのでご注意ください。
参考:
透析患者さんにおけるインスリン療法については、日本透析医学会の「血液透析患者の糖尿病治療ガイド2012」2)にもまとめられています。
[引用元]
石川 和夫 他: 臨床透析, 3(1): 23-26, 1987(HMN05820)
日本透析医学会: 日本透析医学会雑誌, 46(3): 311-357, 2013(HMN30306)
最終更新日: October 2024
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