サイラムザ ® (ラムシルマブ(遺伝子組換え))
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サイラムザ(ラムシルマブ)単剤での胃癌に対する有効性・安全性は?
プラチナ製剤又はフッ化ピリミジン系薬剤を含む化学療法が無効の進行胃腺癌又は胃食道接合部腺癌患者を対象とした外国第III相無作為化比較試験において、ラムシルマブは、プラセボと比較して、主要評価項目である全生存期間を有意に延長しました。
[解説]
ラムシルマブ(RAM)単剤での胃癌に対する有効性・安全性は以下の通りです。
有効性1) 2):
外国第Ⅲ相無作為化比較試験(REGARD試験)において、プラチナ製剤又はフッ化ピリミジン系薬剤を含む化学療法が無効の進行胃腺癌又は胃食道接合部腺癌患者355例を対象に、best supportive care(BSC)との併用においてRAMとプラセボとを比較する無作為化二重盲検プラセボ対照第Ⅲ相試験を実施した結果、主要評価項目である全生存期間において有意な延長を認めました。
全生存期間中央値はRAM群:5.2ヵ月(95%信頼区間:4.4~5.7)、プラセボ群:3.8ヵ月(95%信頼区間:2.8~4.7)、ハザード比は0.776(95%信頼区間:0.603~0.998)、P=0.0473
安全性1) 2):
胃癌患者を対象としたRAM単独投与による外国第Ⅲ相無作為化比較試験(REGARD試験)において、RAMが投与された236例中、主な副作用は腹痛(28.8%)、高血圧(16.1%)、下痢(14.4%)等でした。(承認時)
[臨床試験名]
REGARD試験:外国第Ⅲ相無作為化比較試験
プラチナ製剤又はフッ化ピリミジン系薬剤を含む化学療法が無効の進行性胃腺癌又は胃食道接合部腺癌患者を対象とした、BSCとの併用においてRAMとプラセボとを比較する無作為化二重盲検プラセボ対照第Ⅲ相試験
[引用元]
Fuchs, C. S. et al.: Lancet, 383(9911): 31-39, 2014(ONC30842)
最終更新日: May 2022
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