サイラムザ ® (ラムシルマブ(遺伝子組換え))
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サイラムザ(ラムシルマブ)単剤の用量制限毒性(DLT)は?
ラムシルマブ(RAM)単剤の用量制限毒性(DLT)について、固形がん患者を対象にRAM単剤6又は8 mg/kgを2週間に1回投与もしくは10 mg/kgを3週間に1回投与※した国内第Ⅰ相試験(JVBI試験)では、DLTは発現しませんでした。 ※承認外用法用量の記載を含みます。
[解説]
ラムシルマブ(RAM)単剤の用量制限毒性(DLT)について、固形がん患者を対象にRAM単剤6又は8 mg/kgを2週間に1回投与もしくは10 mg/kgを3週間に1回投与※した国内第I相試験(JVBI試験)では、DLTは発現しませんでした1) 2)。
※承認外用法用量の記載を含みます。
固形がん患者37例を対象にRAM単剤2~16 mg/kgを1週間に1回投与した海外第I相試験(JVBM試験)では、10 mg/kg投与群で1例(グレード3の高血圧)、16 mg/kg投与群で1例(グレード3の深部静脈血栓症)にDLTが認められ、RAMの1週間に1回投与の最大耐量(MTD)は13 mg/kgと判断されました2) 3)。
また、固形がん患者25例を対象にRAM単剤6、8、10 mg/kgを2週間に1回投与又は15、20 mg/kgを3週間に1回投与した海外第I相試験(JVBN試験)ではDLTは発現しませんでした2) 4)。
[引用元]
サイラムザ(胃癌)申請資料概要 CTD2.7.6.3 (承認時評価資料)
Spratlin, J. L. et al.: J Clin Oncol, 28(5): 780-787, 2010(ONC50103)
Chiorean, E. G. et al.: Ann Oncol, 26(6): 1230-1237, 2015(ONC50106)
最終更新日: October 2024
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