オルミエント ® (バリシチニブ)
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<効能共通>オルミエント(バリシチニブ)に処方日数制限や投与期間の上限はあるか?
バリシチニブは2018年9月1日より長期処方が可能になっています。関節リウマチ、アトピー性皮膚炎、円形脱毛症、多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎に対する投与期間については上限は設けられておらず、症状の経過及び副作用等の状況に応じて医師が決定することになりますが、30日を超える長期の投薬については、症状が安定し服薬管理が可能であることを確認する等、適切な処方の徹底が求められています。SARS-CoV-2による肺炎患者に対する総投与期間は最長14日間までです。
[解説]
<関節リウマチ、アトピー性皮膚炎、円形脱毛症、多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎>
バリシチニブは2018年9月1日より長期処方が可能になっています。
投与期間については上限は設けられておらず、症状の経過及び副作用等の状況に応じて医師が決定することになりますが、30日を超える長期の投薬については、長期の投与が可能な程度に病状が安定し、服薬管理が可能である旨を確認する等、適切な処方の徹底が求められています1)。
<新型コロナウイルス感染症:COVID-19>
SARS-CoV-2による肺炎患者に対してバリシチニブを投与する場合の総投与期間は最長14日間までです2)。
バリシチニブの用法及び用量(抜粋)
〈SARS-CoV-2による肺炎〉
通常、成人にはレムデシビルとの併用においてバリシチニブとして4mgを1日1回経口投与する。なお、総投与期間は14日間までとする。
[引用元]
診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について(令和6年3月5日 保医発0305第4号)
[略語]
COVID-19 = SARS-CoV-2による感染症
SARS-CoV-2 = 重症急性呼吸器症候群コロナウイルス-2
最終更新日: April 2024
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