以下は適正使用情報として、本邦の承認事項以外の情報が含まれる場合がございます。薬剤使用に際して、オルミエント 製品ページ にある最新の電子添付文書をご確認ください
<効能共通>オルミエント(バリシチニブ)投与患者に対し、手術を行う際の注意点は?
バリシチニブの投与に際しては十分な観察を行い、感染症の発現や増悪に注意してください。
[解説]
<効能共通>
バリシチニブは、免疫反応に関与するJAKファミリーを阻害するので、感染症に対する宿主免疫能に影響を及ぼす可能性があります。バリシチニブの投与に際しては十分な観察を行い、感染症の発現や増悪に注意してください1)。
<関節リウマチ>
日本リウマチ学会による「関節リウマチ(RA)に対するヤヌスキナーゼ阻害薬使用の手引き」では、「JAK阻害薬投与中の周術期リスク、また、手術後の創傷治癒に関するエビデンスは十分でない。現段階では、周術期にはJAK阻害薬の休薬を含む慎重な対応を行い、局所症状に注意して手術部位感染の早期発見に努める。その診断においては、CRP、白血球数も参考とするが、休薬による関節リウマチの再燃との鑑別が必要である。術前休薬期間について定まったものはないが、参考例として、米国リウマチ学会/米国股・膝関節学会の周術期ガイドラインでは人工膝および股関節全置換術の場合は3日を目安としている。手術後は創がほぼ完全に治癒し、感染の合併がないことを確認した後の再投与が望ましい。」とされています2) 3)。
[引用元]
日本リウマチ学会: 関節リウマチ(RA)に対するヤヌスキナーゼ阻害薬使用の手引き(2025年4月)
Goodman, S. M., Springer, B. D., Chen, A. F., et al.: Arthritis Care Res (Hoboken), 74(9): 1399-1408, 2022
[略語]
JAK = ヤヌスキナーゼ
CRP = C反応性タンパク
最終更新日: June 2026
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