トルリシティ ® (デュラグルチド(遺伝子組換え))
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(実際に使用した場合に)前回と比べて、トルリシティ(デュラグルチド)の注射が早く(又は遅く)終わったように感じたが大丈夫か?
2回目の音が早く(又は遅く)聞こえた場合でも、注入器の透明な部分に灰色のゴムピストンが見えていれば薬液は全量排出されています。
[解説]
2回目の音が早く(又は遅く)聞こえた場合でも、注入器の透明な部分に灰色のゴムピストンが見えていれば薬液は全量排出されています1)。
トルリシティアテオスの透明な底面を皮膚にしっかりと密着させたまま緑色の注入ボタンを押しきると、1回目のカチッという大きな音が鳴ります。その後針が皮膚に刺さり薬液全量が注入された後、針が自動で格納される機構が働き、針がトルリシティアテオス本体内に格納される際に2回目の音が鳴ります1)。
注射部位の皮膚を強くつまんだ場合などは針先から受ける抵抗が大きくなるため、薬液が全量排出されるまでに要する時間は長くなります。逆に、針に負荷がかからない状態で注入ボタンを押した場合は針先に抵抗を受けないため、薬液が全量排出されるまでに要する時間は短くなります。
トルリシティアテオスはばねの動力により薬液を皮下へ投与しますが2)、一般的に皮下組織における薬液の流れ具合(抵抗)は患者さんや注射部位によっても異なるため、2回目の大きなカチッという音が鳴るまでは注入器を皮膚から離さないでください。すぐに皮膚から離してしまうと、正しい投与量が注射されないことがあります1)。
[引用元]
トルリシティ審査報告書(平成27年6月9日)
最終更新日: July 2024
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