製品情報の検索
トルリシティ ® (デュラグルチド(遺伝子組換え))
以下は適正使用情報として、本邦における承認事項(用法・用量、適応、剤形など)以外の情報が含まれる場合がございます。薬剤の使用に際しては、製品情報ページにある最新の電子化された添付文書をご確認ください。
トルリシティ(デュラグルチド)から他剤への切替えの際の注意点は?
デュラグルチドから他の抗糖尿病薬への切り替え時の有効性及び安全性を評価した臨床試験報告はなく、臨床試験データはありません。他の抗糖尿病薬に切り替える際には、デュラグルチドが持続性製剤であり、中止後も効果が持続する可能性があることから、開始する抗糖尿病薬の作用機序などについてもご考慮頂き、慎重に開始頂くとともに、血糖値の変動や副作用の発現及びその処置に十分ご注意頂きますようお願いいたします。
[解説]
デュラグルチドから他の抗糖尿病薬への切り替え時の有効性及び安全性を評価した臨床試験報告はなく、臨床試験データはありません(2023年3月時点)。
国内第III相臨床試験の結果から、デュラグルチドの血糖降下作用は少なくとも投与間隔である1週間持続することが確認されており、デュラグルチドの最終投与1週間経過後以降、デュラグルチドの血漿中濃度は徐々に低下し、それに伴いデュラグルチドの血糖降下作用も徐々に減弱すると予測されます1)。
デュラグルチドから他の抗糖尿病薬に切り替える際には、デュラグルチドが持続性製剤であり、中止後も効果が持続する可能性があることから、開始する抗糖尿病薬の作用機序などについてもご考慮頂き、慎重に開始頂くとともに、血糖値の変動や副作用の発現及びその処置に十分ご注意頂きますようお願いいたします2)。
[引用元]
那須 理佐 他: 週1回投与GLP-1受容体作動薬デュラグルチドの1週間持続した血糖降下作用. PROGRESS IN MEDICINE, 36(11): 1571-1577, 2016(HMN30598)
最終更新日: March 2023
お探しの情報が見つからない場合は、こちら よりお問い合わせください。