インスリン グラルギン BS注「リリー」 (インスリン グラルギン(遺伝子組換え)[インスリン グラルギン後続1])
以下は適正使用情報として、本邦における承認事項(用法・用量、適応、剤形など)以外の情報が含まれる場合がございます。薬剤の使用に際しては、製品情報ページにある最新の電子化された添付文書をご確認ください。
経口血糖降下薬からインスリン グラルギンBS注「リリー」への切り替える場合の初期用量と注意点は?
低用量から開始するなど、インスリン グラルギンBS注「リリー」の作用特性を考慮の上慎重に行ってください。2型糖尿病においては、糖尿病治療の基本である食事療法、運動療法を十分行ったうえで適用を考慮してください。また、注射法及び低血糖に対して患者自らも対処できるように十分指導してください。
[解説]
<初期用量>
低用量から開始するなど、インスリン グラルギンBS注「リリー」の作用特性を考慮の上慎重に行ってください1)。
<注意点>
2型糖尿病においては、急を要する場合以外は、あらかじめ糖尿病治療の基本である食事療法、運動療法を十分行ったうえで適用を考慮してください。また、注射法及び低血糖に対して患者自らも対処できるように十分指導してください1)。
参考:
糖尿病診療ガイドライン(2019)には、2型糖尿病のインスリン療法に関して以下の記載があります2)。
・経口血糖降下薬の治療で血糖コントロールが悪い場合は、生活習慣の確認・改善ののちインスリンの導入を検討する。
・この場合、2型糖尿病ではインスリン分泌能が多少残存している場合が多く、各食(直)前の速効型(あるいは超速効型)もしくは、就寝前中間型ないし持効型溶解インスリン注射や夕食前混合型インスリン注射などから朝・夕食前混合型インスリン注射あるいは毎食前混合型インスリン注射、各食(直)前速効型(あるいは超速効型)+就寝前中間型(あるいは持効型溶解)インスリン注射まで幅広い選択肢がある。
・開始時の1日のインスリン投与量は、0.1~0.2単位/体重(kg)程度である。
[引用元]
インスリン グラルギンBS注「リリー」 電子添文
日本糖尿病学会: 糖尿病診療ガイドライン2019, 99
最終更新日: June 2022
お探しの情報が見つからない場合は、こちら よりお問い合わせください。