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<閉塞性睡眠時無呼吸症候群>ゼップバウンド(チルゼパチド)の治療に対する患者満足度は?
中等症以上の閉塞性睡眠時無呼吸症候群の臨床試験である国際共同第3相試験[GPI1及びGPI2試験(SURMOUNT-OSA)]における患者満足度の結果は以下のとおりです。
[解説]
≪GPI1及びGPI2試験(SURMOUNT-OSA)における患者満足度≫
BMIが30 kg/m2以上(日本人はBMI 27 kg/m2以上)で、AHIが15回/h以上の中等症以上の閉塞性睡眠時無呼吸症候群患者を対象に、チルゼパチド投与とプラセボ投与を比較した国際共同第3相試験(GPI1及びGPI2試験)の併合解析において、主な副次評価項目であるベースラインから投与52週時までのPROMIS SRIのTスコアの平均変化量は、チルゼパチドMTD群で-7.5、プラセボ群で-3.6であり、チルゼパチドMTD群でプラセボ群に対して優越性を示しました[プラセボ群との群間差:-3.9(95%CI:-5.7, -2.2)、p<0.001、ANCOVA、第1種の過誤の確率を制御した項目]1)。
主な副次評価項目であるベースラインから投与52週時までのPROMIS SDのTスコアの平均変化量は、チルゼパチドMTD群で-5.7、プラセボ群で-2.7であり、チルゼパチドMTD群でプラセボ群に対して優越性を示しました[プラセボ群との群間差:-3.0(95%CI:-4.5, -1.5)、p<0.001、ANCOVA、第1種の過誤の確率を制御した項目]1)。
なお、いずれの試験でもベースラインから投与52週時までのPROMIS SRI及びSDのTスコアの平均変化量は、プラセボ群と比較してチルゼパチドMTD群で統計学的に有意に低下しました(いずれもp<0.05、ANCOVA、第1種の過誤の確率を制御していない項目)1,2)。
図1)PROMIS SRI(上段)及びSD(下段)のベースラインから投与52週時までの変化量(mITT集団、FAS)[GPI1及びGPI2試験(SURMOUNT-OSA)]1)
最小二乗平均値±標準誤差、群間差の推定値(ETD)(95%CI)
欠測値を補完したANCOVA
*** p<0.001 vsプラセボ群(第1種の過誤の確率を制御した項目)
# p<0.05, ## p<0.01, ### p<0.001 vs プラセボ群(第1種の過誤の確率を制御していない項目)
[引用元]
ゼップバウンド(閉塞性睡眠時無呼吸症候群)申請資料概要CTD2.5.4.5.3.2.1(承認時評価資料)
Kanu C et al. Effect of tirzepatide treatment on patient-reported outcomes among SURMOUNT-OSA participants with obstructive sleep apnea and obesity. Sleep Medicine 2025;134:106719.(HMN60108)
ゼップバウンド(閉塞性睡眠時無呼吸症候群)申請資料概要CTD2.7.6.2(承認時評価資料)
ゼップバウンド(閉塞性睡眠時無呼吸症候群)申請資料概要CTD2.7.6.3(承認時評価資料)
ゼップバウンド(閉塞性睡眠時無呼吸症候群)申請資料概要CTD2.5.4.5.6.1(承認時評価資料)
ゼップバウンド(閉塞性睡眠時無呼吸症候群)申請資料概要CTD2.5.4.2.2.1(承認時評価資料)
ゼップバウンド(閉塞性睡眠時無呼吸症候群)申請資料概要CTD2.5.4.2.2(承認時評価資料)
ゼップバウンド(閉塞性睡眠時無呼吸症候群)申請資料概要CTD2.5.4.2(承認時評価資料)
Malhotra A et al. Tirzepatide for the Treatment of Obstructive Sleep Apnea and Obesity. N Engl J Med. 2024;391:1193-1205.(HMN60107)
[略語]
BMI(body mass index)=体格指数
mITT=modified intent-to-treat
ANCOVA=共分散分析
PROMIS=Patient-Reported Outcomes Measurement Information System
SRI=sleep-related impairment
SD=sleep disturbance
MTD=最大耐用量
FAS=full
analysis set
GPI1及びGPI2試験(SURMOUNT-OSA) 試験概要3-9)
試験デザイン |
第3相、多施設共同、無作為化、プラセボ対照、二重盲検、並行群間試験 |
対象 |
各試験はともに、BMIが30 kg/m2以上(日本人はBMI 27 kg/m2以上)で、ポリソムノグラフィーによるAHIが15回/h以上の中等症以上の閉塞性睡眠時無呼吸症候群患者[GPI1試験:234例(日本人7例)、GPI2試験:235例(日本人13例)]
・GPI1試験:PAP療法を望まない又は使用できない患者を対象 ・GPI2試験:スクリーニング前に少なくとも3ヵ月連続してPAP療法を実施中であり、試験期間中にPAP療法を継続する予定の患者を対象 |
方法 |
MTDとしてチルゼパチド10 mg、15 mg又はプラセボを週1回、52週間皮下投与した。チルゼパチドは、最初の4週間は初回投与量の2.5 mgで週1回投与し、その後MTDに到達するまで4週間ごとに2.5 mgずつ漸増した。用量漸増期間は最長20週であった。 12.5 mg又は15 mgの用量に忍容できなかった場合、試験の残りの期間の用量は最低維持用量である10 mgとし、最低維持用量を忍容できなかった場合は、チルゼパチドの投与を中止した。 食事のカロリー制限及び身体活動の増加を併せて実施した。 |
最終更新日: May 2026
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