以下は適正使用情報として、本邦の承認事項以外の情報が含まれる場合がございます。薬剤使用に際して、ゼップバウンド 製品ページ にある最新の電子添付文書をご確認ください
<閉塞性睡眠時無呼吸症候群>ゼップバウンド(チルゼパチド)を高齢の患者に投与した際の安全性は?
高齢者のみを対象とした臨床試験の結果はありません。中等症以上の閉塞性睡眠時無呼吸症候群の臨床試験である国際共同第3相試験[GPI1及びGPI2試験(SURMOUNT-OSA)]の併合解析では、年齢の部分集団での「消化不良」の解析で、投与群と部分集団の交互作用が認められました。
[解説]
高齢者のみを対象とした臨床試験の結果はありません。
BMIが30 kg/m2以上(日本人はBMI 27 kg/m2以上)で、AHIが15回/h以上の中等症以上の閉塞性睡眠時無呼吸症候群患者を対象に、チルゼパチド投与とプラセボ投与を比較した国際共同第3相試験[GPI1及びGPI2試験(SURMOUNT-OSA)]の併合解析において、年齢(50歳未満、50歳以上)の部分集団での「消化不良」の解析で、投与群と部分集団の交互作用(p<0.10)が認められました1)。
なお、一般に高齢者は生理機能が低下していることが多いため、体重も含め、患者の状態を観察しながら慎重に投与してください2)。
[引用元]
ゼップバウンド(閉塞性睡眠時無呼吸症候群)申請資料概要CTD2.5.5.5.2(承認時評価資料)
ゼップバウンド(閉塞性睡眠時無呼吸症候群)申請資料概要CTD2.5.4.2(承認時評価資料)
Malhotra A et al. Tirzepatide for the Treatment of Obstructive Sleep Apnea and Obesity. N Engl J Med. 2024;391:1193-1205.(HMN60107)
[略語]
AHI=無呼吸低呼吸指数
BMI(body mass index)=体格指数
PAP=気道陽圧
GPI1及びGPI2試験(SURMOUNT-OSA) 試験概要3-9)
試験デザイン |
第3相、多施設共同、無作為化、プラセボ対照、二重盲検、並行群間試験 |
対象 |
各試験はともに、BMIが30 kg/m2以上(日本人はBMI 27 kg/m2以上)で、ポリソムノグラフィーによるAHIが15回/h以上の中等症以上の閉塞性睡眠時無呼吸症候群患者[GPI1試験:234例(日本人7例)、GPI2試験:235例(日本人13例)]
・GPI1試験:PAP療法を望まない又は使用できない患者を対象 ・GPI2試験:スクリーニング前に少なくとも3ヵ月連続してPAP療法を実施中であり、試験期間中にPAP療法を継続する予定の患者を対象 |
方法 |
MTDとしてチルゼパチド10 mg、15 mg又はプラセボを週1回、52週間皮下投与した。チルゼパチドは、最初の4週間は初回投与量の2.5 mgで週1回投与し、その後MTDに到達するまで4週間ごとに2.5 mgずつ漸増した。用量漸増期間は最長20週であった。 12.5 mg又は15 mgの用量に忍容できなかった場合、試験の残りの期間の用量は最低維持用量である10 mgとし、最低維持用量を忍容できなかった場合は、チルゼパチドの投与を中止した。 |
最終更新日: May 2026
この情報はお役に立ちましたか?
お探しの情報が見つからない場合は、こちら よりお問い合わせください。