オルミエント ® (バリシチニブ)
以下は適正使用情報として、本邦における承認事項(用法・用量、適応、剤形など)以外の情報が含まれる場合がございます。薬剤の使用に際しては、製品情報ページにある最新の電子化された添付文書をご確認ください。
<効能共通>オルミエント(バリシチニブ)は懸濁して投与しても良いか?
バリシチニブは、SARS-CoV-2による肺炎患者で経口投与が困難な場合に限り、懸濁させた上で経口、胃瘻、経鼻又は経口胃管での投与が可能です。関節リウマチ、アトピー性皮膚炎、円形脱毛症、多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎の患者又はSARS-CoV-2による肺炎で経口投与可能な患者へのバリシチニブの懸濁投与は適応外用法となり使用できません。
[解説]
<効能共通>
バリシチニブは、SARS-CoV-2による肺炎患者で経口投与が困難な場合に限り、懸濁させた上で経口、胃瘻、経鼻又は経口胃管での投与が可能です1)。関節リウマチ、アトピー性皮膚炎、円形脱毛症、多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎の患者又はSARS-CoV-2による肺炎で経口投与可能な患者へのバリシチニブの懸濁投与は適応外用法となり使用できません。
懸濁での投与方法に関する情報は、適正使用ガイド(SARS-CoV-2による肺炎)に記載されています2)。
なお、懸濁に関する投与方法や安定性等のデータは、SARS-CoV-2による肺炎患者で経口投与が困難な患者に使用する場合に限り参照可能です。
※本剤の用法及び用量<SARS-CoV-2による肺炎>は「通常、成人にはレムデシビルとの併用においてバリシチニブとして4 mgを1日1回経口投与する。なお、総投与期間は14日間までとする。」です。経口投与が可能になった場合には、懸濁せず速やかに通常通りの経口投与を行うようにしてください。
[引用元]
オルミエント 適正使用ガイド(SARS-CoV-2による肺炎)
[略語]
COVID-19 = SARS-CoV-2による感染症
SARS-CoV-2 = 重症急性呼吸器症候群コロナウイルス-2
最終更新日: April 2024
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