以下は適正使用情報として、本邦の承認事項以外の情報が含まれる場合がございます。薬剤使用に際して、ベージニオ 製品ページ にある最新の電子添付文書をご確認ください
ガイドラインでのCDK4/6阻害薬を使用したホルモン受容体陽性 HER2陰性転移・再発乳癌におけるアベマシクリブ(ベージニオ)の位置づけは?
乳癌診療ガイドライン2026年版「CDK4/6阻害薬を使用したホルモン受容体陽性 HER2陰性転移・再発乳癌の二次内分泌療法として、フルベストラントに CDK4/6阻害薬を併用することは推奨されるか?」において、「フルベストラントとアベマシクリブの併用を行うことを提案する」は、「推奨の強さ:2、エビデンスの強さ:中、合意率:85%[33/439]」と位置づけられています。
[解説]
転移・再発乳癌の薬物療法に関する乳癌診療ガイドライン2026年版1)におけるアベマシクリブ(ベージニオ)の記載は以下のとおりです。
CQ15.CDK4/6阻害薬を使用したホルモン受容体陽性HER2陰性転移・再発乳癌の二次内分泌療法として、フルベストラントにCDK4/6阻害薬を併用することは推奨されるか?
<推奨>
フルベストラントとアベマシクリブの併用を行うことを提案する(弱く推奨する)。
(推奨の強さ:2、エビデンスの強さ:中、合意率:85%[33/39])
フルベストラントとパルボシクリブの併用を行わないことを推奨する。
(推奨の強さ:3~4(合意に至らず)、エビデンスの強さ:弱、合意率:強い推奨62%[24/39]、弱い推奨36%[14/39])
推奨におけるポイント
一次治療でアロマターゼ阻害薬(AI)+CDK4/6阻害薬〔主にパルボシクリブ、ribociclib(未承認)〕を投与した場合に、フルベストラント単剤と比較してフルベストラントとアベマシクリブを併用することで無増悪生存期間(PFS)の改善が認められる。
一次治療でAI+CDK4/6阻害薬(主にパルボシクリブ)を投与された患者に対しては、フルベストラントとパルボシクリブの併用療法によるPFSの改善は認められない。
推奨の強さ(Minds診療ガイドライン作成マニュアル2020 ver.3.0準拠)
1:行うことを強く推奨する:行うことが強く勧められる
2:行うことを提案する(弱く推奨する):益と害のバランスおよび患者の価値観などを踏まえて、現場で相談し、どちらかというと行うことが勧められる
3:行わないことを提案する(弱く推奨する):「行うことを提案する(弱く推奨する)」の裏返しであり、益と害のバランスおよび患者の価値観などを踏まえて、現場で相談し、どちらかというと行わないことが勧められる
4:行わないことを強く推奨する:害が益を大幅に上回る介入であり、行わないことが強く勧められる
エビデンスの強さ(確実性)
強:効果の推定値が推奨を支持する適切さに強く確信がある
中:効果の推定値が推奨を支持する適切さに中程度の確信がある
弱:効果の推定値が推奨を支持する適切さに対する確信は限定的である
とても弱い:効果の推定値が推奨を支持する適切さをほとんど確信できない
本FAQ中のガイドライン引用については、日本乳癌学会および金原出版株式会社より転載許諾を得ています。
本邦未承認の効能・効果等に関する情報が含まれる場合がありますので、各薬剤の本邦における承認状況は最新の電子添文をご確認ください。
[引用元]
乳癌診療ガイドライン2026年版
最終更新日: June 2026
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