5mgから増量する際に4週間以上投与
マンジャロ®皮下注アテオス® 服薬指導自己学習サポート
※本製品の警告・禁忌含む注意事項などについては、 こちら より確認していただけます。
医療関係者の皆様が、患者さんに服薬指導される際にご活用いただける情報をまとめてご確認いただくことを目的としたページです。本ページでは、マンジャロ®皮下注アテオス®のよくあるお問い合わせを中心に、患者さんにご案内いただける内容をまとめております。
用法及び用量
マンジャロは週1回2.5 mgから投与を開始します。
週1回2.5 mgを4週間続けた後、週1回5 mgの維持用量に変更します。
食事に関係なく 朝昼夕、 投与しやすいタイミング を選択可能です。
維持用量の週1回5 mgを4週間以上投与した後、状態に合わせて増量が必要かどうかを主治医が判断します。
7.5 mgから増量する際に4週間以上投与
10 mgから増量する際に4週間以上投与
臨床試験で有効性が確認されている最大用量
低血糖
特にスルホニルウレア剤、速効型インスリン分泌促進剤(グリニド薬)又はインスリン製剤と併用する場合は、低血糖に注意してください。
参考文献
1) マンジャロ電子添文
2) Kadowaki T, et al.: Lancet Diabetes Endocrinol. 2022;10(9):634-644.
3) Inagaki N, et al.: Lancet Diabetes Endocrinol. 2022;10(9):623-633.
4) 日本糖尿病学会 編・著:糖尿病診療ガイドライン2019, p.329(Q20-1)
作用機序
マンジャロはインスリン製剤ではなく、持続性GIP/GLP-1(ジーアイピー /ジーエルピーワン)受容体作動薬です。
GIPとGLP-1は、もともと私たちの体にあるホルモンです。
食事をとったときに小腸から分泌され、膵臓のGIP受容体およびGLP-1受容体に結合して活性化することで、グルコース濃度依存的にインスリン分泌を促進させます。
Nauck MA, et al.: Diabetes. 2019; 68: 5: 897-900.より改変
(本試験はイーライリリー社の支援により行われた。筆者の中には、コンサルタント料などイーライリリー社より資金提供を受けている者が含まれている。)
相互作用
2型糖尿病の特殊患者への投与
製品情報/患者資材
- 製品基本情報(電子添文、インタビューフォームなど)
- RMP/適正使用資材 ・製剤写真
- 製品関連動画(臨床試験など)・製品Q&A
- お知らせ(添付文書改訂、製品供給、その他)など
製品詳細情報
※ 詳細は、電⼦化された添付⽂書を参照してください。
販売名
マンジャロ皮下注2.5mgアテオス/マンジャロ皮下注5mgアテオス/マンジャロ皮下注7.5mgアテオス/マンジャロ皮下注10mgアテオス/マンジャロ皮下注12.5mgアテオス/マンジャロ皮下注15mgアテオス (販売英語表記:Mounjaro® Subcutaneous Injection ATEOS®)
⼀般名
チルゼパチド注射液 (一般名英語表記:Tirzepatide)
薬効分類名
持続性GIP/GLP-1受容体作動薬
規制区分
劇薬
処方箋医薬品注)
注) 注意―医師等の処方箋により使用すること
禁忌
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 2.2 糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡又は前昏睡、1型糖尿病の患者[インスリン製剤による速やかな治療が必須となるので、本剤を投与すべきでない。]
- 2.3 重症感染症、手術等の緊急の場合[インスリン製剤による血糖管理が望まれるので、本剤の投与は適さない。]
効能⼜は効果
2型糖尿病
⽤法及び⽤量
通常、成人には、チルゼパチドとして週1回5mgを維持用量とし、皮下注射する。ただし、週1回2.5mgから開始し、4週間投与した後、週1回5mgに増量する。
なお、患者の状態に応じて適宜増減するが、週1回5mgで効果不十分な場合は、4週間以上の間隔で2.5mgずつ増量できる。ただし、最大用量は週1回15mgまでとする。
薬価基準収載の有無
有
製造販売業者名
日本イーライリリー株式会社
神戸市中央区磯上通5丁目1番28号
保険給付上の注意
本剤は新医薬品であるため、厚生労働省告示第107号(平成18年3月6日付)に基づき、2024年3月末日までは、投薬は1回14日分を限度とされている。
承認条件
医薬品リスク管理計画を策定の上、適切に実施すること。
作成年⽉
*2023年 7月改訂 ( 第5版 )
2023年 6月改訂 ( 第4版 )
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