マンジャロ®皮下注アテオス® 服薬指導自己学習サポート

医療関係者の皆様が、患者さんに服薬指導される際にご活用いただける情報をまとめてご確認いただくことを目的としたページです。本ページでは、マンジャロ®皮下注アテオス®のよくあるお問い合わせを中心に、患者さんにご案内いただける内容をまとめております。

用法及び用量

マンジャロは週1回2.5 mgから投与を開始します。

週1回2.5 mgを4週間続けた後、週1回5 mgの維持用量に変更します。

two doses

食事に関係なく 朝昼夕、 投与しやすいタイミング を選択可能です。

更なる治療の強化が必要な場合

維持用量の週1回5 mgを4週間以上投与した後、状態に合わせて増量が必要かどうかを主治医が判断します。

7.5 mg

5mgから増量する際に4週間以上投与

10 mg

7.5 mgから増量する際に4週間以上投与

12.5 mg

10 mgから増量する際に4週間以上投与

15 mg

臨床試験で有効性が確認されている最大用量

注意すべき有害事象

詳細は適正使用のお願いを参照してください。


胃腸障害

本剤投与中、特に用量漸増期間中には胃腸障害に注意してください。

  • 注意事項1)

    • 胃腸障害等の発現により忍容性が得られない患者では減量又は漸増の延期を考慮してください。
    • 下痢、嘔吐から脱水を続発し、急性腎障害に至るおそれがありますので、患者の状態に注意してください。
    • 重症胃不全麻痺等の重度の胃腸障害のある患者での使用経験はなく、胃腸障害の症状が悪化するおそれがありますので、注意してください。
  • 対処方法1,2,3)

    • 胃腸障害等の発現により忍容性が得られない患者では、以下を考慮してください。
      • 本剤の減量又は漸増の延期
      • 1回あたりの食事量を減らす(例:1日3回の食事を4回以上に分ける)
      • 満腹を感じたら食事をやめる
      • 対症療法薬(制吐薬、止瀉薬など)を処方する
      A meals image

      1回あたりの食事量を減らし、3食を4食に分けましょう

      A fries image

      揚げ物など脂肪の多い食品は避けましょう

      A no hand image

      満腹を感じたら、それ以上食べるのをやめましょう

  • 患者さんへ説明いただきたいこと

    • 胃腸障害の発現割合は用量漸増期間に最も高いこと。
    • 胃腸症状軽減のための対処方法
    • 下痢、嘔吐又は食欲不振で食事がとれないような状態(シックデイ)が持続し、脱水状態*が懸念される場合は、十分な水分摂取を行い、速やかに医師に相談すること。

    *脱水症状

    A women
    • のどの渇き
    • 立ちくらみ
    • めまい
    • 体に力が入らない
    • 疲れやすい
    • 手足がつる など

低血糖

特にスルホニルウレア剤、速効型インスリン分泌促進剤(グリニド薬)又はインスリン製剤と併用する場合は、低血糖に注意してください。

  • 注意事項1)

    • 特にスルホニルウレア剤、速効型インスリン分泌促進剤(グリニド薬)又はインスリン製剤と併用する場合、低​血糖のリスクが増加するおそれがあります。これらの薬剤と併用する場合、低血糖のリスクを軽減するため、​これらの薬剤の減量を検討してください。​
    • 高所作業、自動車の運転等に従事している患者には特に注意してください。
  • 対処方法1)

    • 低血糖症状が認められた場合は、糖質を含む食品や砂糖を速やかに摂取させてください。​
      *α-グルコシダーゼ阻害剤を服用している場合は、砂糖ではなくブドウ糖を摂るように指導してください。
  • 患者さんへ説明いただきたいこと​

    • 本剤投与中は低血糖発現の可能性があること。
    • 低血糖症状について​
    • ⇒低血糖症状:脱力感、強い空腹感、冷汗、動悸、手足のふるえ、意識が薄れるなど。​
    • 低血糖症状が認められた場合は、糖質を含む食品や砂糖を速やかに摂取すること。​
      α-グルコシダーゼ阻害剤を服用している場合は、砂糖ではなくブドウ糖を摂ること。

参考文献

1) マンジャロ電子添文

2) Kadowaki T, et al.: Lancet Diabetes Endocrinol. 2022;10(9):634-644.

3) Inagaki N, et al.: Lancet Diabetes Endocrinol. 2022;10(9):623-633.

4) 日本糖尿病学会 編・著:糖尿病診療ガイドライン2024 p.447, Q20-1

5) マンジャロ患者向医薬品ガイド

作用機序

マンジャロはインスリン製剤ではなく、持続性GIP/GLP-1(ジーアイピー /ジーエルピーワン)受容体作動薬です。

GIPとGLP-1は、もともと私たちの体にあるホルモンです。

食事をとったときに小腸から分泌され、膵臓のGIP受容体およびGLP-1受容体に結合して活性化することで、グルコース濃度依存的にインスリン分泌を促進させます。

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Nauck MA, et al.: Diabetes. 2019; 68: 5: 897-900.より改変

(本試験はイーライリリー社の支援により行われた。筆者の中には、コンサルタント料などイーライリリー社より資金提供を受けている者が含まれている。)

製品情報/患者資材

  • 製品基本情報(電子添文、インタビューフォームなど)
  • RMP/適正使用資材 ・製剤写真
  • 製品関連動画(臨床試験など)・製品Q&A
  • お知らせ(添付文書改訂、製品供給、その他)など
マンジャロに関する資材について、アカウント登録不要で簡単にウェブより発注いただけます。患者さん向け資材や日常診療をサポートする資材などを取り揃えており、ダウンロード可能な資材もございます。資材は随時追加、更新予定です。

製品詳細情報

※ 詳細は、電⼦化された添付⽂書を参照してください。

販売名

マンジャロ皮下注2.5mgアテオス/マンジャロ皮下注5mgアテオス/マンジャロ皮下注7.5mgアテオス/マンジャロ皮下注10mgアテオス/マンジャロ皮下注12.5mgアテオス/マンジャロ皮下注15mgアテオス (販売英語表記:Mounjaro® Subcutaneous Injection ATEOS®)

⼀般名

チルゼパチド注射液 (一般名英語表記:Tirzepatide)

薬効分類名

持続性GIP/GLP-1受容体作動薬

規制区分

劇薬
処方箋医薬品注)
注) 注意―医師等の処方箋により使用すること

禁忌

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  • 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  • 2.2 糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡又は前昏睡、1型糖尿病の患者[インスリン製剤による速やかな治療が必須となるので、本剤を投与すべきでない。]
  • 2.3 重症感染症、手術等の緊急の場合[インスリン製剤による血糖管理が望まれるので、本剤の投与は適さない。]

効能⼜は効果

2型糖尿病

⽤法及び⽤量

通常、成人には、チルゼパチドとして週1回5mgを維持用量とし、皮下注射する。ただし、週1回2.5mgから開始し、4週間投与した後、週1回5mgに増量する。
なお、患者の状態に応じて適宜増減するが、週1回5mgで効果不十分な場合は、4週間以上の間隔で2.5mgずつ増量できる。ただし、最大用量は週1回15mgまでとする。

薬価基準収載の有無

製造販売業者名

日本イーライリリー株式会社
神戸市中央区磯上通5丁目1番28号

承認条件

医薬品リスク管理計画を策定の上、適切に実施すること。

作成年⽉

**2026年5月改訂(第10版)
*2025年12月改訂(第9版)

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