ゼップバウンド®皮下注アテオス®服薬指導自己学習サポート

医療関係者の皆様が、患者さんに服薬指導される際にご活用いただける情報をまとめてご確認いただくことを目的としたページです。本ページでは、ゼップバウンド®皮下注アテオス®のよくあるお問い合わせを中心に、患者さんにご案内いただける内容をまとめております。

効能又は効果

〇肥満症
ただし、高血圧、脂質異常症又は耐糖能障害(2型糖尿病、耐糖能異常等)のいずれかを有し、食事療法・運動療法を行っても十分な効果が得られず、以下に該当する場合に限る。
  • BMIが27kg/m2以上であり、2つ以上の肥満に関連する健康障害を有する
  • BMIが35kg/m2以上
〇中等症以上の閉塞性睡眠時無呼吸症候群
ただし、BMIが27kg/m2以上に該当する場合に限る。

※本剤投与中は食事療法・運動療法を継続すること。

用法及び用量

〈肥満症〉
通常、成人には、チルゼパチドとして週1回2.5mgから開始し、4週間の間隔で2.5mgずつ増量し、週1回10mgを皮下注射する。
なお、患者の状態に応じて適宜増減するが、週1回5mgまで減量、又は4週間以上の間隔で2.5mgずつ週1回15mgまで増量できる。

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〈中等症以上の閉塞性睡眠時無呼吸症候群〉
通常、成人には、チルゼパチドとして週1回2.5mgから開始し、4週間の間隔で2.5mgずつ増量し、週1回15mgを皮下注射する。
なお、忍容性が認められない場合には、週1回10~15mgの範囲で投与量を調整することができる。

注意すべき有害事象

詳細は適正使用のお願いを参照してください。


胃腸障害

本剤投与中、特に用量漸増期間中には胃腸障害に注意してください。

  • 注意事項1)

    • 胃腸障害等の発現により忍容性が得られない患者では減量又は漸増の延期を考慮してください。
    • 下痢、嘔吐から脱水を続発し、急性腎障害に至るおそれがありますので、患者の状態に注意してください。
    • 重症胃不全麻痺等の重度の胃腸障害のある患者では、胃腸障害の症状が悪化するおそれがありますので、注意してくだい。
  • 対処方法1), 2), 3)

    • 胃腸障害等の発現により忍容性が得られない患者では、以下を考慮してください
      • 本剤の減量又は漸増の延期
      • 1回あたりの食事量を減らす(例:1日3回の食事を4回以上に分ける)
      • 満腹を感じたら食事をやめる
      • 対症療法薬(制吐薬、止瀉薬など)を処方する
      1回あたりの食事量のイメージアイコン

      1回あたりの食事量を減らし、3食を4食に分けましょう

      脂肪の多い食品のイメージアイコン

      揚げ物など脂肪の多い食品は避けましょう

      満腹感のイメージアイコン

      満腹を感じたら、それ以上食べるのをやめましょう

  • 患者さんへ説明いただきたいこと

    症状、程度によって、次回来診時を待たずに速やかに医師に相談し、医療機関を受診するようご説明ください
    • 胃腸障害の発現割合は用量漸増期間に最も高いこと
    • 胃腸症状軽減のための対処方法
    • 下痢、嘔吐又は食欲不振で食事がとれないような状態が持続し、脱水状態が懸念される場合は、十分な水分摂取を行い、速やかに医師に相談すること

    脱水症状

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    • のどの渇き
    • 立ちくらみ
    • めまい
    • 体に力が入らない
    • 疲れやすい
    • 手足がつる など

参考文献

1) ゼップバウンド電子添文

2) A Study of Tirzepatide (LY3298176) in Participants With Obesity or Overweight (SURMOUNT-1).ClinicalTrials.gov identifier: NCT04184622. Updated August 1, 2024. Accessed December 27, 2024

3) A Study of Tirzepatide (LY3298176) in Participants With Type 2 Diabetes Who Have Obesity or Are Overweight (SURMOUNT-2). ClinicalTrials.gov identifier: NCT04657003. Updated April 8, 2024. Accessed December 27, 2024.

作用機序

ゼップバウンドは、持続性GIP/GLP-1(ジーアイピー /ジーエルピーワン)受容体作動薬です。

中枢神経系における食欲調節と、脂肪細胞における脂質等の代謝亢進により体重減少作用を示すと考えられております。

GIP:glucose-dependent insulinotropic polypeptide(グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド)
GLP-1:glucagon-like peptide-1(グルカゴン様ペプチド-1)

1)社内資料: チルゼパチドの薬理試験(ENDO179試験)
2)Geisler CE, et al.: Diabetes Obes Metab. 2023; 25(1): 56-67.(本試験はイーライリリー社の支援により行われた。著者の中には、イーライリリー社の社員が含まれている。)
3)社内資料: チルゼパチドの薬理試験(ENDO190試験)
4)社内資料: チルゼパチドの薬理試験(ENDO188試験)

製品情報/患者資材

  • 製品基本情報(電子添文、インタビューフォームなど)
  • RMP/適正使用資材 ・製剤写真
  • 製品関連動画(臨床試験など)・製品Q&A
  • お知らせ(添付文書改訂、製品供給、その他)など
ゼップバウンドに関する資材について、アカウント登録不要で簡単にウェブより発注いただけます。患者さん向け資材や日常診療をサポートする資材などを取り揃えており、ダウンロード可能な資材もございます。資材は随時追加、更新予定です。

製品詳細情報

※ 詳細は、電子化された添付文書を参照してください。

販売名

ゼップバウンド皮下注2.5mgアテオス/ゼップバウンド皮下注5mgアテオス/ゼップバウンド皮下注7.5mgアテオス/ゼップバウンド皮下注10mgアテオス/ゼップバウンド皮下注12.5mgアテオス/ゼップバウンド皮下注15mgアテオス (販売英語表記:Zepbound® Subcutaneous Injection ATEOS®)

⼀般名

チルゼパチド注射液 (一般名英語表記:Tirzepatide)

薬効分類名

持続性GIP/GLP-1受容体作動薬

規制区分

劇薬
処方箋医薬品注)
注) 注意―医師等の処方箋により使用すること

禁忌

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  • 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  • 2.2 糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡又は前昏睡、1型糖尿病の患者[インスリン製剤による速やかな治療が必須となるので、本剤を投与すべきでない。]
  • 2.3 2型糖尿病を有する患者における重症感染症、手術等の緊急の場合[インスリン製剤による血糖管理が望まれるので、本剤の投与は適さない。]

効能⼜は効果

〇肥満症
ただし、高血圧、脂質異常症又は耐糖能障害(2型糖尿病、耐糖能異常等)のいずれかを有し、食事療法・運動療法を行っても十分な効果が得られず、以下に該当する場合に限る。
・BMIが27kg/m2以上であり、2つ以上の肥満に関連する健康障害を有する
・BMIが35kg/m2以上
〇中等症以上の閉塞性睡眠時無呼吸症候群
ただし、BMIが27kg/m2以上に該当する場合に限る。

⽤法及び⽤量

〈肥満症〉
通常、成人には、チルゼパチドとして週1回2.5mgから開始し、4週間の間隔で2.5mgずつ増量し、週1回10mgを皮下注射する。なお、患者の状態に応じて適宜増減するが、週1回5mgまで減量、又は4週間以上の間隔で2.5mgずつ週1回15mgまで増量できる。
〈中等症以上の閉塞性睡眠時無呼吸症候群〉
通常、成人には、チルゼパチドとして週1回2.5mgから開始し、4週間の間隔で2.5mgずつ増量し、週1回15mgを皮下注射する。なお、忍容性が認められない場合には、週1回10~15mgの範囲で投与量を調整することができる。

薬価基準収載の有無

製造販売業者名

日本イーライリリー株式会社
神戸市中央区磯上通5丁目1番28号

保険給付上の注意

本剤の効能又は効果のうち「肥満症」における「高血圧、脂質異常症又は耐糖能障害(2型糖尿病、耐糖能異常等)」の部分は「高血圧、脂質異常症又は2型糖尿病」の場合に限り保険給付の対象となる。(保医発0518第2号:令和8年5月18日付)

承認条件

医薬品リスク管理計画を策定の上、適切に実施すること。

作成年⽉

**2026年5月改訂(第5版、効能変更、用量変更)
*2025年12月改訂(第4版)

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